KSR サインハウス製LED インプレッション

サインハウスのLEDヘッドライトを装着して

1年が経過しました。

そこで夜間何度か走ってみた感想を述べたいと思います。

LEDヘッドライト化の記事はこちら

 

まず肝心の明るさですが

しっかり光軸を調整すると

かなりの視認性を確保できます。

またKSRの純正リフレクターと相性が良く

ロービーム時の配光は、しっかりと前を照らしてくれます。

 

▼ ロービーム時

またハイビームにすると

ロービームとハイビームの同時点灯になる設計なので

ハロゲンランプの55ワットクラスに匹敵する明るさになります。

 

▼ ハイビーム時

ロービームハイビーム比較画像を見てみます。

 

 

比較してみると

ハイビーム時手前がより明るくなり

若干ながら遠くを照らすという特性が有る事が分ります。

 

低電力設計なので

スフィアライトの様に圧倒的な明るさは有りませんが

25Wのハロゲンよりは明らかに明るいです。

 

具体的にはハロゲンランプのハイビームの

60ワットと比べると、流石にそこまでは明るくありませんが

 

ハロゲンランプの45ワットと同程度の明るさです。

 

そう聞くと大した事が無いように思えるかもしれませんが

KSRで45Wクラスの明るさを実現するのは

どうやっても不可能なので、これは革命的な明るさです。

 

 

また特筆すべきメリットは、夜間の明るさと言うよりも

車に対しての視認性です。

 

LEDの特徴である発光部の明るさが際立っているので

間違いなく55ワットのハロゲンランプよりも

発光部は圧倒的に明るいです。

1度ライトを点灯した状態で30メートル位離れて

見てみると、発光部の明るさに驚きました。

 

もちろんロービームで、光軸は対向車の視点よりも下げている状態です。

 

発光部が白い点に見えて

直視するとかなり眩しいと言う感じです。

 

これはバイクにとっては非常に重要な事で

車から発見されやすいので

バイクにありがちな、車が無理に入ってくる現象も減少します。

 

 

実際この間も夜間、信号の無い交差点で直進していると

右側からワンボックスが入って来そうになりました。

 

距離は非常に微妙な距離です。

 

恐らくこっちが車なら入って来ない距離です。

 

こんな時これまでは、大体車が入ってくる事が多いです。

 

もう慣れっこです。

 

しかしこちらがハイビームにすると

ワンボックスは明らかにブレーキを踏んで待機しました。

 

こちらも別に強引に行くつもりは無いのですが

無理に入って来られると、ブレーキを踏んで減速しなければならず

出来れば待ってもらった方が安全です。

 

これは明らかにLEDライトの明るさが

車に対して大きなインパクトになったと言えます。

 

間違いなく以前の25Wのハロゲンランプだったら

サッと入って来たでしょう。

 

バイクに対して車が無理な右折をするのは非常に多く

こういった現象はバイク特有です。

 

 

これは車からみるとバイクは

実際の位置よりも遠くに見えるので起こる現象です。

 

車からすると別に、無理に入ってきている感覚は無いのです。

 

では夜間はどうかと言うと

夜間ではライトの明るさが距離の目安になる事は

ご存知だと思います。

 

つまり実際は発光点が遠くても

ライトが明るい方がより近くに見える訳です。

 

 

例えて言うと

50メートル先に2台のバイクが有るとします。

 

1台は  25Wのハロゲンランプ

もう1台は55Wのハロゲンランプ

 

これを50メートル離れた地点で見ると

55Wのハロゲンランプの方が、近くに居ると錯覚します。

 

もちろん実際は2台とも同じ位置に停車しています。

 

 

これは非常に簡単な理屈で

ライトは発光点から離れれば暗くなります。

 

逆の理屈で

暗い = 遠い

明るい= 近い

 

と錯覚するのです。

 

 

またこれ以外にも

単純にライトが明るい車両は、高性能なものが多く

反射的に「早い車両が来た」

と感じる経験則的な効果も有ります。

 

 

もっと分かりやすく言うと同じ距離で

原付のスクーターが走って来た時と

ロードキングのフォグランプ付きが走って来た時を

想像してみると、簡単にイメージできると思います。

 

後者の方が早い自動車と言うイメージが有るので

入って行くのに躊躇する訳です。

 

 

反対に原付は遅いというイメージが有るので

「いいや、行っちゃえ!」

という感じになる訳です。

 

これは経験則から来る心理効果です。

 

 

と言う訳でこのヘッドライトのカスタムは

KSR110のカスタムの中では

恐らく最も効果が高いカスタムと言えます。

 

125ccクラスで最弱だったヘッドライトが

明るい部類にまで進化すると言うのは、かなりの進化です。

 

 

今回のサインハウスLEDライト

非常に使えるという結果となりました。

 

 

現在はこの製品は販売されていませんが

スフィアライト社が新しく

PH7規格のLEDヘッドライトを発売しました。

 

PH7 交流電源OK LEDライト

 

性能的にはサインハウス社の物と遜色ない様です。

また、スフィアライト社は信頼性の有るメーカーなので、取り付けさえ出来れば良い製品と言えます。

 

KSR110に取り付けにしたと、言う記事も有りましたが、ハンドルロックが使えなくなったとか。

 

 

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