靴のカビ対策

さて今日は ‶ 靴のカビ対策 ‶ について

考えてみたいと思います。

 

■ 1 革靴はスニーカーよりもカビが生えやすい

■ 2 カビが発生する時期は?

■ 3 実際にカビが発生した靴の状態

■ 4 カビ対策とは?

■ 5 カビ対策 毎日履かない

■ 6 カビ対策 シューキーパーを使用する

■ 7 カビ対策 靴箱に除湿剤又は除湿器を使う

■ 8 カビ対策 濡れた靴には靴乾燥機を使う

 

 

1 革靴はスニーカーよりもカビが発生しやすい

 

革靴スニーカーと比べると、生地が厚く

革の材質上、水分や油分を素材に保有しやすい面があります。

また本格的な靴ほど革が厚く

内側にも厚い革を貼っているので、足の水分や油分を良く吸収してくれる分

 

管理状態が悪いとカビが生えやすいです。

 

 

 

2 カビの発生しやすい季節とは

 

また靴のカビ対策で、最も気を付けなくてはいけないのが

春~夏にかけてです。

 

4月になると温度が上がり、カビの活動が活発になる

20度を超えて来るのが1つの要因です。

 

また6月になると今度は湿度が一気に上がり

60%を超えてきます。

 

そうなるとカビが最も生えやすい湿度域に入ってきます。

 

なので春以降から秋にかけて

カビの発生に注意する必要が有ります。

 

 

この時期に1カ月以上靴を履かない

靴にカビが生える可能性が高いです

 

 

靴が濡れた状態で靴箱に入れてしまうと

最悪2,3日でもカビが生える事が有ります。

 

 

■ 実際にカビが発生した靴の状態

 

ちなみに今日は関西周遊ツーリングから

1カ月振りに家に帰ってきました。

 

そして、1ヶ月振りに靴箱を開けてみると

 

愛用のレッドウィングの短靴

 

ぱっと見は綺麗に見えますが……

 

オックスフォードカビが発生していました。

靴の表面の所々にカビが発生しています。

そして靴の内側を見てみると……

やはり内側は特にカビが発生しています。

 

靴の内側は湿気が抜けにくいので、靴の表面よりも

カビが生えやすいです。

 

 

 

■ カビ対策とは

 

そこで有効な ‶ 靴のカビ対策 ‶ とは

何なのかを考えてみたいと思います。

 

 

まず靴のカビ対策で最も重要なのが

湿気の管理です。

 

 

カビ水分が多いと増殖しやすいので

いかに靴を乾燥させるかが重要です。

 

 

■ 毎日同じ靴を履かない

 

その為に基本的に靴を快適に使う方法は

毎日同じ靴を履かない事です。

 

 

具体的には2つ以上の靴を用意して

1つの靴を1日おきに履く事で

1日靴を履いたら1日靴を乾燥させる事で

靴を乾燥した状態を作る事が出来ます。

 

■ シューキーパーを使用する

 

そして出来れば靴にはシューキーパーを使用する事も効果的なカビ対策になります。

 

シューキーパーを入れるとこんな感じです、。

シューキーパーはその名の通り

靴の型崩れを防止して、綺麗な形を維持する目的が有ります。

またシューキーパーの材質は、シダー材の物を使用するのが好ましいと言われています。

 

シダー材は材質上、水分の吸収性が良く

靴の内側の革から効率良く湿気を吸収して

靴の乾燥に効果が有ります。

 

 

 

■ 靴箱に除湿剤や除湿器を使う

 

次に有効なカビ対策が

靴箱に除湿剤小型の空気清浄機、等を利用する事です。

 

使い捨ての除湿剤

除湿剤は気軽で安価に

靴箱の中の湿度を取る事が出来るので便利です。

 

 

小型の空気清浄機

空気清浄機自体には除湿効果は有りませんが

靴箱内のカビ菌に対して直接抑制の効果が有ります。

 

また1度起動すると数カ月間は効果が有り

内蔵ファンで靴箱内の空気を循環させるので、菌が発生しにくい環境を作る事が出来ます。

 

 

 

■ 靴を濡れた状態で靴箱に入れない

雨の日などに帰って来て靴が濡れている状態で

靴箱に入れてしまうと、靴箱内で湿気が充満してしまい

靴箱内にカビが発生しやすい環境になってしまいます。

 

靴が濡れている状態では、靴の表面の水分を拭き取ってから

靴箱には入れずに、靴を乾燥させましょう。

 

また靴が濡れている場合は

乾燥機を使用するのも効果的なカビ対策です。

 

 

 

 

 

最後に靴にカビが発生してしまった場合

すぐにアルコール等の除菌性の有るもの

カビを丁寧に除去しましょう。

靴の表面のカビを丁寧に除去します。

 

次に靴の内側も同様に除菌しながらカビを除去します。

 

またこういったブラシの付いた

吸引機や掃除機を使って靴の内側を掃除するのも効果的です。

靴の内側の溝等はペーパーでは綺麗にできないので

吸引機の方が有効です。

 

こうして、カビを全て除去しました。

綺麗になりました。

 

カビが発生しても数日以内なら

革に深刻なダメージ無いので心配は有りません。

ただカビが発生して1カ月以上経過してしまうと

革の内部にカビが侵食してしまうので

革の耐久性は一気に低下して、靴の寿命は著しく短くなります。

 

 

大事な靴を長く履き続ける為にも

春、夏時期のカビ発生には注意して

カビ対策をしましょう。