KSR110 キャブレター オーバーホール 徹底解説 OH 1

さて車体から取り外したキャブレターをオーバーホールの作業に入っていきます。

キャブレター取り外し方はこちら

 

まず外したキャブレターを見ていきます。

 

正面です。

左側

後ろ側

右側

下側

上側

さてそれではまずキャブレターのガソリンが溜まる
下側(フロートチャンバーボディ)をばらします。

この2か所のビスを外せば簡単に外れます。

下側を外すとキャブレターの構成部品が現れます。

真ん中に有るのがメインジェットです。
その下に有るのがスロージェット(パイロットジェット)

白いプラスティックの部品がフロートです。

フロートチャンバーボディの内側は想像していたよりも遥かに綺麗でした。

やはりヒューエルワンを2回ほど使用したので
その効果が有ったのかも知れません。

それではまずスロージェットを外します。
外し方はマイナスドライバーで反時計周りに回すだけです。

次はメインジェットを外します。
やり方は一緒です。

次にフロートを外します。

外し方はピンを横に引き抜くだけです。

かなり綺麗です。

▼フロートバルブ

それでは外したパーツを見ていきましょう。

▼メインジェット。

 

汚れや詰まりは有りません。

▼スロージェット

汚れています。

どうやらこの辺りがアイドリング不調の原因が有るようです。

本の少しですが、先端の穴に汚れが残っています。
こんな微細な詰まりでも流量に影響が有るのかもしれません。

 

キャブレター本体。

メインジェットとスロージェットの入る穴を確認します。

……うん……?

スロージェットの入る穴に汚れが有りました。

アップします。

やはりアイドリング不調はスロージェットで間違いない様です。

 

次はスロットルストップスクリュー(アイドルスクリュー)と
エアスクリューを外します。

それにしても何故かエアスクリュー周りが汚れている。
……何故だ?

ここからブローバイガスや燃料が逆流する事は考えにくいです。

 

それではまずスロットルストップスクリューを外します

外し方はメインジェットと同じで反時計回りにまわすだけです。
ちなみにこの部品は手でも回せます。

▼スロットルストップスクリュー

ガソリン由来の汚れは余り有りませんが
Oリングに亀裂が見られます。

これは再使用できません。
交換になります。

赤バロンさんに注文したところ
Oリングだけでは部品が取れず
スロットルストップスクリュー(ASSY)で注文しました。
と言っても(700円程度です)

次にエアスクリューを外します。

▼エアスクリュー

エアスクリュー自体はそんなに汚れていませんでした。

これでキャブレター本体から全ての部品が外す事が出来ました。

それでは次にニードルジェットを分解します。

▼ニードルジェット

ニードルジェットの後ろに有る
白いプラスティックパーツに精密ドライバーのプラスで
反時計回りに回すとすぐに外れます。

ニードルが外れました。

上からピストンバルブ
ニードル
ニードルのカバー

ピストンバルブに汚れは見られませんでした。

一応全ての部品を清掃します。

細かいところは綿棒がお勧めです。

もちろん洗浄に使うのはキャブクリーナーです。

綺麗になりました。

清掃したら逆順で組み付けます。

時計回りにカチッと言うまで回します。
回す角度はほんの少しです。

必ずこの位置まで回してプラスティックが
ピストンバルブの爪とかみ合っている事を確認してください。

これでニードルジェットの清掃は完了です。

そして全ての部品の洗浄を実施しました。

スロージェットは見違える様に綺麗になりました。

次の日注文していた
スロットルストップスクリューが入荷したのがこちらです。

新品だから綺麗です。

新旧比較

これでOリングの問題が解決しました。

 

そして次にキャブレター本体の洗浄を実施します。

 

続きはこちら

 

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