2018年 バイクの盗難状況と対策

バイクに乗っている人なら誰しも
気を付けているのが愛車の盗難です。

 

直近の日本の盗難状況を見ると

2017年度の盗難認知件数は(20184件)となります。

 

2013年~2017年

5年間の盗難件数の推移をグラフ化しました。

 

 

2013年ではバイクの盗難件数は

51442件)もあったのが

 

2017年では(20184件)と半分以下に減っています。

 

5年連続で盗難件数が右肩下がりで減っているのは

SNSでの盗難情報の拡散や

メーカーがイモビライザー等の盗難対策を強化している事が要因と思われます。

 

 

以下バイクの盗難件数地域別ワーストランキングです。

 

盗難ワーストランキング

 

1位 大阪府  (3431件

2位 神奈川県 (2728件)

3位 兵庫県  (1756件)

 


 

となっています。

 

最も盗難件数が多いのがもう既におなじみの大阪府です。

 

毎年福岡3位を争っていたのが

今回は盗難件数がグッと減って8位となっています。

 

そして回復率(盗まれたバイクが所有者に戻ってくる)は

全国平均(42.1%)となっています。

 

ただ回復率は地域差が非常に大きいので

地域別で考えた方が良いです。

 

以下回復率ワーストランキング

 

回復率ワーストランキング

 

1位 栃木16.3%

2位 茨城(17.2%)

3位 埼玉(17.9%)

 


 

1位栃木県で(16.3%

バイクを盗まれた人の内10人中(1.6人)しか

戻って来なかったという事です。

 

どういう訳か

北関東圧倒的に回復率が低いです。

 

盗難件数が最も多い大阪府でも

回復率は(36.8%)ですから

 

その2倍以上の確率で盗まれたバイクが戻って来ないという事は

 

恐らくは北関東から盗んだバイクを海路で

海外に運ぶルートが有るのかもしれません。

 

 

ちなみに島根県2017年度回復率

なんと100%でした。

 

認知件数が11件

戻って来たバイクが11件

 

盗まれたバイクは全て回収できた訳ですね。

(※実際には前年度の盗難車の回復もカウントされるので

年度内に盗まれたバイクが全て回復したという事ではありません)

 

ただどんなに盗難対策を施しても

強力な電動工具等を使えば突破できる事から

 

盗難対策とは

"どれだけ盗む事に対するハードルを上げるか"

という点に付きます。

 

最も盗難されにくいのは
シャッター付きガレージに保管する事ですが

これはバイクの車体よりも高額な土地代と建築費がかかるので
限られた人にしかできない状況です。

 

 

なので大事な事は

現実的に出来る事から盗難対策を施すという事です。

そして具体的に効果的な盗難対策とはどんなものでしょうか

 

 

まずは基本のバイクロックですが

細いワイヤーの集合タイプのものから

スチールリンクを結合したチェーンタイプのもの等様々です。

 

 

そして重要な事

簡単に破壊できないバイクロックである事が重要です。

 

 

ではバイクロックの種類を見ていきます。

 

 

まず初めに自転車等に多用されている

細いワイヤータイプのロックです。

 

このワイヤーロックの防犯能力は最も低い

(  )とします。

 

このタイプのロックは盗む方からすると

ニッパー1つですぐに破壊できる事から
最も盗まれやすいです。

 

バイクに対して

このタイプのワイヤーロックを使用するのは論外です。

 

 

そしてニッパーでは破壊不可能な

バイクロックがU字ロック等のスチール製のロックです。

 

U字ロックの防犯能力は(  )とします。

 

U字ロックはニッパーに対しては強い強度を持っていますが

大型の工具だとやはり切断されてしまいます。

またU字ロックは設計上大きくしにくいので

ポール等に繋げたりできず

バイク単体にしかロックできないという特徴が有ります。

 

 

次にスチールリンクのバイクロックです。

 

 

この手のスチールリンクタイプのバイクロックが

最も防犯能力が高く破壊は非常に難しいです。

 

スチールリンクタイプのバイクロックの防犯能力は

(  )とします。

 

 

3種類のバイクロックを見てきましたが

 

気を付けなければならないのは

比較的軽量な150キロ以下のバイクです。

このクラスのバイクは

いくら頑丈なスチールリンクのバイクロックを使用しても

バイクごと車に乗せて持っていかれてしまうので

バイクロックを地球ロック(建造物に繋ぐ)する事が重要です。

 

地球ロックの場合はロックが建造物と繋がっているので

ロックを突破しない事には

バイクを持って行く事は出来ないからです。

 

ただ地球ロックはロックを繋げるための

建造物が無いとできないので

保管場所に左右されてしまいます。

 

そして次に大事な事は複数の盗難対策を施す事です。

 

 

バイクロックは必ず前輪と後輪の2つにする。

またそれ以外にも

ディスクロックやセキュリティアラーム等を併用する事で

盗難する側からすると

バイクロックの突破に時間がかかるので

盗難者を躊躇させる効果が有ります。

 

 

その他にも

駐車場にカメラを設置する

 

センサーライトを設置する。

等も効果的な盗難対策です。

 

ただ駐車場にそういった設備が無い場合は

出来る盗難対策を最大限やる事が大事です。

 

そうはいっても駐車場に

カメラも地球ロックも無い場合は

盗難という事案から経済的な対策として

盗難保険という方法も有ります。

 


最低限必須のバイクの盗難対策

 

① 後輪スチールリンクタイプのバイクロックを地球ロックにつなげる。

 

② 前輪にもバイクロックをする。

 

③ ディスクロックもする。

 

最低でも以上の3点は行いましょう。

 

 

またどうしても地球ロックできない場合は

振動を感知してアラームが鳴るタイプの

アラーム機能付きディスクロック等を使って

車両の持ち去り対策を補いましょう。

 

① バイクの盗難対策の本質を理解する

バイクの盗難対策とは

完全に盗難を防ぐ事は不可能

いかに盗難のハードルを上げるかという事を理解する。

 

② バイクロックの違いを知る

 

バイクの盗難対策にはワイヤーロックでは無く

破壊されにくいU字ロックか、スチールリンクタイプのバイクロックが望ましい。

 

③ 持ち去り対策を実施する

 

バイクロックは地球ロックと繋げて

バイクの持ち去り対策をする。

 

地球ロックが出来ない場合は

防犯アラーム機能で補う。

 

④ 複数のバイクロックをする

 

まず後輪に強力なロックをする。

※前輪だと後輪に比べ安易にホイールを外す事が出来る為。

 

前輪にもロックする。

そしてディスクロックも使う。

 

 

最後に

 

誰でも自分のバイクは盗まれないという

幻の安心感を持っているものですが

 

そんな事は間違いで

"バイクは常に盗難者から狙われている

という意識をもって積極的にバイクの盗難対策をしましょう。

 

 

コスパ抜群のバイクロック

 

 

アラーム機能付きディスクロック

 

 

現在最強のバイクロックと言われている

衣川製鎖工業のバイクロック

かてーなEX 油圧カッターでも切断不可!

 

BMWハーレー等の高額車は

盗難比率が圧倒的に高いのです。

 

窃盗団も利益率が良い人気輸入車に照準を合わせているので

強力な手段を使ってバイクロックを突破しようとします。

 

大切なバイクには盗難対策は必要経費と割り切って

被害に遭う前に強固な盗難対策をしましょう。

 

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