バイクバッテリーもリチウムイオン化時代へ

現在バイクのバッテリーは四輪車と同じタイプの

鉛極板の中に電解液(希硫酸)が入っている

 

鉛蓄電池が使用されています。

と言ってもバイクに使用されているバッテリー

自動車のバッテリーに比べるとその特性上違いがあります。

 

まず2点大きな違いが有ります。

 

 

 小型、軽量

バイクは四輪車と違って大きなエンジンルームを持たないので、シート下等の限られたスペースに、バッテリーを収納する事になります。

その為にバイク用のバッテリーは、限界まで小さく設計されています。

またバイクは重量増の影響を受けやすいので、バッテリーも軽量に設計されています。

 

 

 揺れ、傾きに強い設計

四輪車と違いバイクは、車体を大きく傾けて旋回するので

バッテリーも大きく傾いていてしまいます。

 

 

その点を解決する為に今のバイクには

全て小型大容量シールドバッテリーが搭載されています。

 

シールドバッテリーMFバッテリーと言われていて

メンテナンスフリー(電解液の補充を必要としない)

ものが採用されいています。

 

MFバッテリー密閉性が高いので

強い揺れでも電解液が漏れる危険が有りません。

 

その為にバイクのバッテリーは

軽自動車のバッテリーよりも高価になります。

 

 

そして今スマートフォン等に使用されている

リチウムイオンを使用したバッテリーが登場しました。

 

リチウムイオンはこれまでの鉛蓄電池

ニッケル水素電池に比べても遥かに高容量なので

 

僅かな体積で鉛蓄電池と同量の電気を保持する事が出来ます。

 

しかし反面、熱にシビアで

充電や放電時にしっかりと熱制御しないと

燃焼する危険性がある事も難点でした。

 

それが最近になって電子基板に電圧管理が進んで

バイクにも使用できるようになりました。

 

 

そしてこのリチウムイオンバッテリー

導入するとどんなメリットがあるのでしょうか。

 

 

まず最も大きなメリットはその驚異的な軽さです。

 

従来の鉛バッテリーに比べて何と半分以下という軽さです。

 

CB400SFに搭載されているバッテリーが

ジーエスユアサ バイク用バッテリー [ 液入充電済 ] YTZ10S

 (3.2キロ)です。

 

そして

AZ [ エーゼット ] シールド型 バイク用バッテリー [ LITHIUM ] ITZ5S-FP

 

 (700グラム)です。

 

つまり既存のバイクに入れ替えるだけで

2.5キロの軽量化ができるわけです。

 

実はこれは驚異的な数値なんです。

 

CB400SFの車両重量が(199キロ

つまりバッテリーをリチウム化するだけで

(1.2%)の軽量化が出来る訳です。

 

 

特に二輪車は四輪車よりも軽量化する事での

加速性能や制動能力の向上幅が大きいです。

 

バイクは開発段階からネジ一本寸法材質を見直して

ギリギリの強度設計しています。

 

それは重量を軽くする事で

加速性能の向上

制動距離の短縮

高燃費

と軽量化は基本性能に大きく影響しているからです。

 

その他に取り回しが軽くなったり

旋回性も良くなります。

 

つまりこれはエンジンを大きくしたり

複雑な制御を組み込んでパワーを上げるのと同じ位

走行性能を上げる効果が軽量化には有ります。

 

 

そして軽量化以外にも

バイクにリチウムバッテリーを導入する

大きなメリットがもう一つ有ります。

 

それは耐放電性能が高い事です。

 

バイクに乗っている方の中には

冬になると極端にバイクに乗る頻度が減ってしまう方が多くいます。

 

ただでさえ冬季は

20~30%程度性能低下するバッテリー

乗らない事で放電がさらに進んでしまい

 

春になってバイクに乗ろうとセルを回すと

バッテリーが死んでいるという事が有ります。

 

またそれ以外にも

多くの方が小型スクーターで近所までのチョイ乗り等に使用するケースがあり

エンジンをかける為に多くの電気を消費するセルモーターを使う頻度が多い上に

走行時間が短いのでバッテリーは充電される時間が少なく

充電と放電のバランスが悪く2,3年で

バッテリーが死んでしまいます。

 

 

また大型バイクでのツーリング等に使用する方は

たまにしか乗らないのでバッテリーは放電状態が長くなり

いざ乗ろうとした時には

バッテリーが上がってしまってエンジンがかからないケースは誰もが経験していると思います。

 

 

そういった二輪車特有の使用環境

マッチしているのがリチウムイオンバッテリーの特徴です。

 

従来の鉛バッテリーに比べて遥かに高い

耐放電性能を持っています。

 

 

鉛バッテリーの場合は六ヶ月放置すると

60%まで容量が低下します。

リチウムイオンバッテリー

1年間放置してもまだ80%の容量を維持しています。

(※DRC社製リチウムイオンバッテリーデータ)

 

それだけでは無く低温始動性能

鉛バッテリー比で1,5倍高い事も大きなポイントです。

 

つまり一冬一度も乗らなくても

春にはエンジンがかかる訳です。

 

またリチウムバッテリーは

鉛バッテリーの様にサルフェーションを起こさないので

長寿命になります。

一度でもサルフェーションを起こすと

バッテリー寿命は著しく低下します。

 

サルフェーションは鉛蓄電池の宿命でもありました。

 

ただリチウムバッテリーは

まだ新しい技術なので購入価格が高いですが

 

それを上回る性能が有ると言えます。

 

特にサーキットを走る方は必須のアイテムと言えるでしょう。

 

各社から様々なリチウムバッテリーが出ていますが

現在、最も信頼性が高いのは

 

エリーパワー社製リチウムイオンバッテリーです。


本田のバイクに純正採用されているのが、その信頼のあかしといえます。

 

 

次に評判がい良いのは

 

AZ社製リチウムイオンバッテリーです。

 

ITZ5S-FP  50cc~125cc グロム、Z125等

 

AZ社製は充電&放電を
BMS(バッテリーマネージメントシステム)
で制御しているので安定性は高いです。

またAZ社は高品質なバイク製品の商品を提供していますので

信頼性も高いです。

 

ラインナップも原付~大型バイクまでの

幅広いラインナップしているのもその自信が伺えます。

DRC社製

(DRC/ディーアールシー)タフスター リチウムバッテリー 102型

DRC社製もBMS(バッテリーマネージメントシステム)

を採用しています。

コストパフォーマンスではこちらが上と言った感じです。

 

 

リチウムバッテリーは各車の互換性が有ります。

 

 

AZ社製

50cc~125cc
(3AH~4AH級)

YTX4LーBS

 

 

250cc以上
(6AH級)YTX7LーBS等

 

 

250cc~以上
(8AH~8.6AH級)YTZ10S等

(9AH級)YTZ12S~YTZ14S等

 


(12AH級)YTX14-BS等

 

 

DRC社製

50cc ~ 400cc
(3AH~6AH級)

YTX4LーBS~YTX7L-BS等


400cc ~ 750cc
(6AH~8AH級)

YT7B-BS ~YTX9B-BS 等

 

 

HONDA純正採用エリーパワー社製リチウムイオンバッテリー

CBR1000RR純正採用

 

 

CRF1100アフリカツイン純正採用



※購入の際は必ず自分のバイクのバッテリー型式と

リチウムバッテリーの互換型式を照合してください。

 

リチウムイオンバッテリー対応表

 

▼新しいリチウムイオン化の記事はこちら

リチウムイオンバッテリーを考察する

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