今日公園までバイクで行った帰りに
駐車場でバイクに跨ってエンジンをかけて
走り出すとおかしな事に車体が何かに引っ張られているかの様に
動きません。
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アクセルをかけてエンジンの回転数を上げると
何とか動き出したものの後輪の一部に段差が有り
車体がピョコンピョコンと跳ねてしまいます。
やっと異常事態に気づいた私は後輪を確認すると
タイヤがべこべこに潰れていました。
余りに焦ってしまって写真を撮り忘れました。
バイクを新車で買って早14年こんな事は初めてです。
そして困った事に家までは10キロ程距離が有り
とても押していける距離ではありません。
色々と考えた結果ここから3キロ程の所に
赤バロンさんが有るのでそこまで自走する事にしました。
もちろん後輪がパンクしているので原付の様に
ゆっくりと走ります。
幸い何とか赤バロンさんに辿り着いて
見てもらうと後輪のタイヤには異常が無く
後輪のエアバルブに亀裂が有り
そこからエアーが漏れているとの事でした。
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安価なパーツですが劣化すると痛い目を見ました。
ちなみにこれまでにタイヤは2度交換していますが
エアーバルブは交換した記憶が有りません。
というかエアバルブは同時交換してるものだと思い込んでいました。
ショップの人の話によると
「特に指定が無ければエアバルブは替えない」
と言っていました。
結果的にエアバルブの寿命が14年半という
貴重なデータを獲得する事も出来ました。(笑)
と言うかフロントタイヤも同じ年数使用していますが
こちらは異常有りません。
どうせ後数年でダメになるでしょうが。
ちなみにエアバルブは基本的には
タイヤを脱着しないと交換できません。
ですがショップではビード落とし工具を持っているので
タイヤを横から挟んで潰して交換ができます。
なのでこんなエアバルブでも
交換工賃が2000円位します。
そしてエアバルブを替えてもらうと今度は
ビードからエアが漏れている事も判明しました。
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ちなみに(ビード)とは
ホイールの内側とタイヤの外側が接する部分の事です。
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何という事だ。
タイヤがボロボロじゃないか。
ちなみにビード漏れと言うのは
私も長い車&バイク人生でも初めて耳にした言葉で
ホイールとタイヤの接地面のビード部に
異物が入って僅かな隙間が出来るとそこから
エアーが漏れてしまうという現象です。
多くの原因はホイールのサビが浮いて来て
剥がれた拍子にエアー漏れが起きるらしいです。
なのでこれを直すには
基本的にはタイヤを交換しただけでは不十分で
ホイールをサンドペーパーやコンパウンドで磨いて
再塗装を施した後にタイヤを組み付けるのが理想です。
ちなみにお店ではまず再塗装は行わず
錆を取って磨いてそのままタイヤを組み付けます。
それでも基本的には問題は無いのですが
当然の事ながら一度塗装を失った金属は
錆び易くすぐに再び錆びて同じ症状に陥る可能性は高いです。
なのでこういった症状が出た場合は
再塗装の後タイヤを組み付けるのが理想な訳です。
という事で今回は自分でホイールの錆取り
再塗装、タイヤ交換をする事にしました。
今回はまだ運が良かったです。
これがツーリング先で起きていたら
レッカー車を手配する羽目になるでしょう。
皆さんもこの機会にエアバルブをチェックしてみた方が良いです。
もし10年以上交換していない様なら
ツーリングに出かける前に変えておいた方が無難です。