燃料タンクトラブル! ブリーザーホースが詰まる

この間ガソリンを入れようとスタンドに寄って

給油しようと燃料タンクのキャップを開けようとすると……。

 

……うん!?

 

か、固い!

 

動かない……。

 

仕方ないので力を入れてぐい~っと引っ張ってみると……。

 

 

ポンッ!!

と大きな音と共にキャップが開いたのでビックリしました。

まるでシャンパンを開ける時と同じ様な音に

スタンドの女性スタッフもビックリしていました

 

その時は夏場だからタンク内の圧力が高くなったのかなと

思っていたのですが……。

 

よくよく調べてみると

 

タンク内の圧力は圧力調整弁が付いているので

(ブリーザーバルブ)

 

タンク内の圧力が変わる事は無いという事が分りました。

 

 

そこで気になって燃料タンク周りをよーく調べてみる事にしました。

燃料タンクから出ているブリザーバルブホース。

ブリーザーバルブホースに

詰まりは無い様でした。

 

さらによ~くホース周りを点検してみると……。

 

……!?

 

こ!? これは!?

何と!

ホースがタンクのふちに有る窪みに引っかかって

固定されてしまい

ホースが潰れて完全に塞がっている状態になっていました。

 

断面図で見るとこんな感じです。

 

 

横から見ると分からないのですが

パイプフレームの内側に窪みが有って

そこにホースが挟まっていました。

 

このホースはブリーザーホースと言って

燃料タンクの圧力を大気圧と同じに保つためのものです。

 

このブリーザーホースが無いと

燃料タンク内のガソリンが減った時に

密封されたタンクの中では

ガソリンがタンクの下に溜まるのに対して

 

タンク上部の隙間が負圧となり

インジェクションがガソリンを吸おうとする力に対して

反力として作用してしまいます。

 

つまり

ガソリンを引っ張ろうとする吸気系に対して

タンクの中でもガソリンを引っ張ろうとする力が発生しているのです。

 

簡単に説明すると

ストローでジュースを吸い込む際に

もしストローの反対側を手で塞いだらどうなるでしょうか?

 

もちろん吸い込むことはできません。

 

つまりブリーザーホースが詰まっているという事は

タンクの圧力弁が機能していない状態なので

非常に不味い訳です。

 

最悪インジェクションが負圧力に負けて

燃料を噴射できずエンストしてしまう事も考えられます。

※ただ実際にはインジェクションの噴射圧はかなり強力で

エンストする事は無いと思います。

 

それでも燃料噴射の抵抗になるので

空燃比が薄くなる事はあり得ます。

 

 

この原因を考察してみた結果。

 

どうやら高速走行で前方から強い空気抵抗で

ブリーザーホースが動いてしまい

タンクの溝に入ってしまったのだという結論に達しました。

 

取り合えず再発しない様に

ブリーザーホースの隣に在るドレンホースを

インシュロックで一緒に固定して改善策を講じました。

 

これで空気抵抗に対して

ブリーザーホースの動きを多少抑える事が出来ます。

 

 

いや~それにしてもバイクに乗っていると

色々なトラブルに遭遇するものだと思いました。

 

やはりバイクは四輪車と比べると

全体的に作りが雑なのかと感じる1日でした。

 

皆さんも同じ症状が出たら

一度ブリーザーホースをチェックしてみるといいと思います。

 

 

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