今日はスフィアライト社のLEDヘッドライト
のライジング2を3年11カ月間使用した感想を述べます。
▼純正ハロゲンランプ
▼ スフィアライト社ライジング2LED
では早速明るさを見ていきます。
▼ ロービーム
色味が純白の様に真っ白です。
また照射範囲がハッキリと解るぐらい明るいです。
▼ ハイビーム
ハイビームは若干手前の明るさが減少しますが
上方向と同時に遠くまで視認出来る様になっています。
やはりスフィアライトのライジング2は
圧倒的な光量で照らしている範囲は昼間の様に明るくなります。
またハイビームの明るさは特筆すべき明るさです。
下の比較写真ではいかにハイビームが
先を照らしているかがわかります。
ロービーム時では見えなかった
階段もハイビームではハッキリと見えるのが確認できます。
実際、スフィアライト社のライジング2にしてから
夜間走行も安心感が増して緊張感が減りました。
※いずれのライトも必ず購入前に
オフィシャルサイトで適合確認をして下さい。
両社とも適合車種を公開しています。
また純白の色味が好みでは無い方も
スフィアライト社のライジング2は
4500Kモデル(ハロゲンの色味)の
ラインナップも有るので
アメリカンや旧車でも雰囲気を損なわずに
LED化できます。
またLED化はバイクの弱点である
アイドリング時の電力消費を抑える事も出来ます。
バイクは車と違いアイドリング時は
発電量よりもヘッドライトやテールライト等の
電力消費の方が勝ってしまい
長時間のアイドリングはバッテリーが上がってしまうのです。
これはバイクは元々設計段階から
長時間のアイドリングを想定しておらず
走行中の最も使うであろうエンジン回転数に合わせて
十分な発電量が得られるように設計されているからです。
そうしないと
アイドリングで十分な発電量を得られるように設計してしまうと
回転数が上がった分の余剰電力を
熱に変換して大気に捨ててしまうので
結果的にエンジンパワーをロスする形になるからです。
そういった観点からもLED化は
渋滞時の充電不足も解消できるので
ロングツーリングの時も安定感が高まります。
冬季にグリップヒーターを常用される方は
LED化ので得られるバッテリー安定化はとても大きいでしょう。
私は以前KSRにグリップヒーターを付けて
たったの3日でバッテリーの電力が空になり
取り外すという事態になりました。
当時取り付けてもらったショップも何もアドバイスしてくれなかったのですが
KSRの発電量で20Wのグリップヒーターが使える訳が無いのです。
KSRで問題無く使えるのは5W位です。
最後に
LEDヘッドライトは明るくて良いのですが
装着時はしっかりと光軸の調整をしないと
発光部とライトが非常に眩しいので
対向車の目を照らして危険です。
ヘッドライトのLED化時は
自分だけでなく周りにも優しいセッティングをしましょう。
またヘッドライトのLED化の際は
ポジションライトもLED化をお勧めします。
バイクの多くはヘッドライト点灯時も
ポジションライトを同時点灯する設定になっているので
ポジションライトが白熱タイプのウェッジ球のままだと
色味が混ざってしまいチグハグな感じになってしまいます。
10年前であればヘッドライトを飛躍的に明るくしようとるとHID化するしか選択肢は無く
非常に高額で取付要件も多くあまり現実的ではありませんでした。
それが今はH4規格で光量、耐久性、取付要件の低さに加えて価格的にも手が届く範囲なので
誰でもヘッドライトをアップデートが可能になりました。
補足
私は車もスフィアライト社のライジング2を
取り付けているのですが
車検の際にテスター屋さんに凄い嫌がられました。
テスター屋さんに「純正球もってないんですかぁ?」
と言われて私は「えっこれ車検適合なんですよ」と言うと
実際に合わせるのは難しいらしく
何とかハイビームで調整してもらって車検を通しました。
何でも車検場の測定装置と
テスター屋さんの使用している測定装置が
微妙に違うらしく、テスター屋さんの測定装置の場合は
LEDだとロービームではうまく合わせられないとか。
その後ロービームでの光軸が高すぎた様で
対向車から結構パッシングされて
自分で光軸を適正ラインに下げて事なきを得ました。
自分で調整する自信が無い方は安全の為に
整備工場で調整してもらいましょう。
その後
3年11カ月の使用でライジング2は、コンピューター故障で
お役御免となりました。
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