ガソリン劣化防止剤は使える!

バイクに乗っている方々の中には

冬は全く乗らないという方も多いかと思います。

かくいう私も冬は乗らない派でした。

 

それは一度冬季にバイクで2時間程かけて八王子の友達に会いに行った際

すっかり夜になって埼玉方面へ家に帰る為にバイクに乗る事一時間程で

余りの寒さに直行で家に帰れず

途中のファミレスで食事して体を温めたのですが

 

驚いた事に一時間休憩してもまだ

体の悪寒が無くならないという経験が有ったからです。

 

その事がトラウマになって私は

冬はバイクに乗らない様になってしまいました。

 

それが昨年バルカンSを買ったのをきっかけに

冬の寒さよりもバイクに乗りたさが勝って今では

オールシーズンライダーと成った訳です。

 

その流れでKSRにも乗っている訳ですが

KSRは燃料タンクが車体の割には大きく

(7.3L)入ります。(リザーブ500cc)

ところが冬季にちょっとした問題が有ります。

 

それは冬季ではバイクに乗っても短距離しか乗らない為に

実走リッター44キロも走る燃費の良いKSRでは

ガソリンを使い切るのが難しいのです。

44×7.3=(321.2キロ)

 

ちなみにバルカンSの燃料タンクの容量は(14L)

実走燃費リッター(20キロ

 

20×14L=(280キロ)

最大航続距離は(280キロ)

 

何とKSRはクルーザーのバルカンSを超える航続距離が有ります。

これは凄い……。

 

燃料を使い切れない事の何が問題かと言うと

まず燃料が古くなってキャブレターを詰まらせる原因になる事が有ります。

 

KSRの場合は燃料供給が強制開閉式キャブレターです。

 

その他に古いガソリンは燃焼特性が悪くなるので

始動性、パワー、燃費、アイドリングの安定が低下して

排気ガスは臭気が強くなります。

 

例えば2年以上走っていないキャブ車は

エンジンがかからなくなるのは普通です。

 

もちろん一冬使わないからと言ってエンジンが始動不能になる事は有りません。

 

ただ燃料供給装置がキャブレター車の場合は

古い燃料を使い続けると

スロージェット(パイロットジェット)の経路が詰まる事が有ります。

 

私はそれを嫌ってフューエルワンを使用していた事も有って

予想以上にキャブレター内部はきれいだったものの

 

キャブレターをオーバーホールした時に

メインジェットは流量が多いせいか詰まりは無く

スロージェットはガソリン由来の不純物が累積していました。

 

いくらキャブレター洗浄剤を使っても流速が遅い

スロージェット経路の汚れは取り切れないのでしょう。

 

という事で色々と思案した結果

 

ガソリン劣化防止剤だ!

 

という事になり

早速試してみました。

 

読んでみると12Lに対し1本という事なので

KSRの場合は2回分使えるのでコスパ良いです。

 

これでキャブレター内部の汚れを防げるのならば

非常に安いものです。

 

 

キャブレターのオーバーホールはお店に依頼すると

5000円~10000円は取られるでしょうから

 

ガソリン劣化防止剤の経済効果は大きいです。

 

 

という事で燃料を満タンにしてから

フューエルスタビライザーを半分だけ入れてみました。

その後2カ月程してチョコチョコと何とか120キロ程走行しましたが

やはり始動性が良いです。

 

また冬季バイクを冬眠させる人はおすすめアイテムです。

 

また長時間バイクに乗らない場合はタンク内の燃料を満タンにして

置く事もタンク錆防止に重要です。