水冷式バイクは冷却水(クーラント液)の交換が必要になります。
一般的には3年位でクーラント液を交換するのが望ましいです。
実際には4~6年位替えなくても別に大きな問題は起きませんが
確実に冷却性能や防腐性能が低下してきます。
特に一般の人に認知されていないのがクーラント液の消泡性です。
3年を経過したクーラント液は消泡性が低下してしまい
クーラント液が熱されて泡立ってしまうと、その泡の冷却率は
300分の1にまで低下してしまうと言われています。
つまりクーラント液の冷却の肝は消泡性であるとも言えます。
という訳で早速冷却水を交換していきます。
用意するのは
クーラント液
排水受け容器
ジョウゴ ※ 無くても可
希釈用の容器
ちなみに専用のエアー抜きツールを使うと
とても効率的にエアー抜きをする事が出来ます。
しかし専用ツールは実際とても便利なのですが
滅多にやらないクーラント液交換の為だけに、購入して保管しておかなくてならないので、正直使わなくても良いのかなと思います。
今回は専用ツールを使わないクーラント液の交換方法を解説します。
まずはカウルを外していきます。
このビスです。
ここは簡単に外れます。
次にフットペグとブレーキペダルのステーを外します。
このボルトです。
あとはこっちです。
ここはゴムワッシャーと、スペーサーで接続されています。
これでペダルステーがフリーになりました。
このステー自体を適当に上の方に吊っておきます。
そしてこれでやっとウォーターポンプのカバーが露出しました。
ちなみにバルカンSの場合はこのボルトを外して、クーラント液を排出します。
次に反対側のカウルも取り外します。
このボルトです。
あとは下のボルトです。
そしてこのボルトを外します。
これでペダルステーがフリーになって、リザーバータンクが露出しました。
次は車体の右側のラジエーター部分を露出させます。
まずはこのボルトを外します。
下も外します。
上のボルトも外します。
そしてさらに下のボルトも外します。
これでカバーが外れました。
そうして無事にラジエーターキャップが露出しました。
ちなみにこのラジエーターキャップはゆるみ止めの、ビスで固定してありました。
固定ビスも外して
ラジエーターキャップが外れました。
ここまでばらせば、あとはクーラント液を交換する作業に入ります。
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