さて車体から取り外したキャブレターをオーバーホールの作業に入っていきます。
まず外したキャブレターを見ていきます。
正面です。
左側
後ろ側
右側
下側
上側
さてそれではまずキャブレターのガソリンが溜まる
下側(フロートチャンバーボディ)をばらします。
この2か所のビスを外せば簡単に外れます。
下側を外すとキャブレターの構成部品が現れます。
真ん中に有るのがメインジェットです。
その下に有るのがスロージェット(パイロットジェット)
白いプラスティックの部品がフロートです。
フロートチャンバーボディの内側は想像していたよりも遥かに綺麗でした。
やはりヒューエルワンを2回ほど使用したので
その効果が有ったのかも知れません。
それではまずスロージェットを外します。
外し方はマイナスドライバーで反時計周りに回すだけです。
次はメインジェットを外します。
やり方は一緒です。
次にフロートを外します。
外し方はピンを横に引き抜くだけです。
かなり綺麗です。
▼フロートバルブ
それでは外したパーツを見ていきましょう。
▼メインジェット。
汚れや詰まりは有りません。
▼スロージェット
汚れています。
どうやらこの辺りがアイドリング不調の原因が有るようです。
本の少しですが、先端の穴に汚れが残っています。
こんな微細な詰まりでも流量に影響が有るのかもしれません。
キャブレター本体。
メインジェットとスロージェットの入る穴を確認します。
……うん……?
スロージェットの入る穴に汚れが有りました。
アップします。
やはりアイドリング不調はスロージェットで間違いない様です。
次はスロットルストップスクリュー(アイドルスクリュー)と
エアスクリューを外します。
それにしても何故かエアスクリュー周りが汚れている。
……何故だ?
ここからブローバイガスや燃料が逆流する事は考えにくいです。
それではまずスロットルストップスクリューを外します
外し方はメインジェットと同じで反時計回りにまわすだけです。
ちなみにこの部品は手でも回せます。
▼スロットルストップスクリュー
ガソリン由来の汚れは余り有りませんが
Oリングに亀裂が見られます。
これは再使用できません。
交換になります。
赤バロンさんに注文したところ
Oリングだけでは部品が取れず
スロットルストップスクリュー(ASSY)で注文しました。
と言っても(700円程度です)
次にエアスクリューを外します。
▼エアスクリュー
エアスクリュー自体はそんなに汚れていませんでした。
これでキャブレター本体から全ての部品が外す事が出来ました。
それでは次にニードルジェットを分解します。
▼ニードルジェット
ニードルジェットの後ろに有る
白いプラスティックパーツに精密ドライバーのプラスで
反時計回りに回すとすぐに外れます。
ニードルが外れました。
上からピストンバルブ
ニードル
ニードルのカバー
ピストンバルブに汚れは見られませんでした。
一応全ての部品を清掃します。
細かいところは綿棒がお勧めです。
もちろん洗浄に使うのはキャブクリーナーです。
綺麗になりました。
清掃したら逆順で組み付けます。
時計回りにカチッと言うまで回します。
回す角度はほんの少しです。
必ずこの位置まで回してプラスティックが
ピストンバルブの爪とかみ合っている事を確認してください。
これでニードルジェットの清掃は完了です。
そして全ての部品の洗浄を実施しました。
スロージェットは見違える様に綺麗になりました。
次の日注文していた
スロットルストップスクリューが入荷したのがこちらです。
新品だから綺麗です。
新旧比較
これでOリングの問題が解決しました。
そして次にキャブレター本体の洗浄を実施します。
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