バイクに乗っていて気になるのが
愛車のサビ対策です。
そして最もサビ対策で注意しなくてはならないのが
メッキ部分です。
フロントフォークは殆ど全てのバイクで
メッキ加工されています。
メッキ加工された箇所は強い耐腐食性能が有るので
簡単には錆びる事は有りません。
それでも長期間雨水にさらされていると
錆が発生してしまいます。
フロントフォーク等のメッキ部分に出来るのは
大体がこういった ‶ 点サビ ‶ と言われるものです。
メッキ部分の場合は材質上
1度錆が発生すると修復は不可能です。
アルミや鉄部分で有れば、錆が発生しても
錆をサンドペーパーや錆取り掖等で除去してから
防腐処理や再塗装等で、対応は出来ますが
メッキ部分は材質の表面にメッキ加工を施してあるので
メッキ部分の復活は不可能です。
(※メッキ工場で再メッキは可能ですが費用が過大)
また点サビはメッキ層のさらに深くまで
腐食されているので、点サビを除去しようとすると
周りのメッキや金属まで削ってしまい
仮に点サビを完全に除去したとしてもその痕には
ぽっかりと穴が開いた状態になってしまい
これを物理的に修復するのはほぼ不可能です。
ではメッキ部分や未塗装の部分に関して
サビ対策で何が有効かと言うと
基本的には水分が付着しない環境を作る事が基本になります。
■ 1 バイクを屋根の有る場所に停める。
あるいは
■ 2 バイクにシートを被せて保管する。
これが基本になります。
ただいくら水分の付着に気を付けていても
メッキ部分や未塗装部分は徐々に酸化していきます。
そして積極的に錆を防ぐには、メッキ部分に
ワックスをかける、油分を与えるという事になります。
そして最も手軽で協力に錆を防ぐ方法を紹介します。
それはメッキ部分にグリースを使うという事です。
こういうグリースをメッキ部分に吹き付けて
油膜を付着させます。
プシュッ
メッキ部分にグリースを吹き付けたら
ウエスなどでメッキ部分全体に塗り付けます。
グリースを塗り付け終わると
メッキ部分はこんな感じになります。
メッキ部分の油膜の影響で光沢が減って
美観は落ちてしまいます。
しかしこうする事によって
メッキ部分に表面に強力な油膜を形成して
雨だけで無く湿気に対しても強い対腐食効果が有ります。
ただこのメッキの防腐効果は
1度雨天を走行すると
メッキ部分の油膜は洗い流されてしまうので
ワックスよりは防腐の耐久性は低いです。
ただ雨天を走行しない限りは、油膜が維持されるので
手軽にメッキ部分を防サビ出来るので
お勧めです。
愛車をいつまでも綺麗に乗り続けられる様に
サビ対策を心がけましょう。
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