現在は神奈川県の快活クラブに来ています。
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日本一周 95 千葉県 房総半島 千葉フォルニア&海ほたる 編
横須賀は繁華街があるので駐車場の余裕が無く、郊外の町の様にはいきません。
なので今回は大型ショッピングモール、コースベイサイドストアーズの近くの有料駐輪場に行きます。
ここから22キロです。
1時間ほど走ってやってきました。
それにしても日本列島の海岸線や、郊外ばかりを走ってきたので
横須賀の様な市街地に来ると、同じ時間走っても半分位しか進めません。
コースベイサイドストアーズ
本来ならコースベイサイドストアーズも観光したいのですが、今回はパスします。
幸いにも駐輪場は空いていました。
3時間無料、以降6時間200円。
自分でロックする方式です。これなら安心して観光できます。
それにしても私のバイクだけ非常に浮いています。
さてこれから横須賀の町を観光します。
横須賀では米軍をよく見かけます。
それもそのはず横須賀は、在日米軍基地である
横須賀海軍施設があるからです。
ちなみに横須賀海軍施設は、国外の米軍施設では唯一の原子力空母が寄港する母港で、日本の安全保障においては非常に重要な施設です。
米軍駐留については沖縄の基地負担などで、問題も多いですが
沖縄基地、横須賀基地、厚木基地の存在は、東アジアのパワーバランスを保つ重要な役割を担っています。
レストランにも英語表記が併記されています。
横須賀は在日米軍の方々の存在が、街並みに反映されていました。
この店は米軍専用の不動産屋です。
こちらは米ドルと円の両替所です。
という訳で横須賀は米軍色が色濃い、街並みに見えました。
そしていよいよドブ板通りにやってきました。
ドブ板通りは16号線東京環状道路の一本南側にある通りです。
ドブ板通りは商店街になっていて、アメリカンテイストが漂う独特な街並みです。
こちらはワッペンの刺繍屋さん
様々な種類のワッペンがあります。
これらのワッペンをスカジャンや、革ジャンなどに刺繍するのが、1つのおしゃれという訳です。
こちらは見本のようです。
B-15
実は私も同デザインのフライトジャケットを持っています。
こんな風にワッペンが付いています。
そしてこちらはアメカジのアパレル屋さんです。
ミリタリーテイストが強く、アメカジ好きにはたまらないです。
ちなみにドブ板通りを見ていると、閉まっているお店が多いです。
近くの人に聞いたところ、ドブ板通りのバー等夕方から開店するお店が多く、昼間はだとまだ全てのお店は営業していないのだとか。
いつかは夜のドブ板通りも来てみたいものです。
さてこれからここから徒歩圏にある、記念艦三笠へ行きます。
ここから歩いて15分程です。
ここから歩いて海岸の方に向かいます。
なんと大きなイカリがありました。
ちなみにこの北側は横須賀海軍施設になります。
そしてやってきました。
それにしても戦艦、三笠は巨大です。
物凄い迫力です!
これがあのロシアのバルチック艦隊を撃破した戦艦です。
こちらは東郷平八郎司令長官です。
東郷平八郎は日清戦争、浪速の艦長を務め
日露戦争で連合艦隊司令長官としてロシアの強力なバルチック艦隊を、撃破して大活躍した日本史における英雄です。
記念艦 三笠
観覧料 600円
三笠の艦内は19世紀前後の、東アジアの世界史を学ぶことが出来ます。
日本も当時は北にロシアという強大な国が、虎視眈々と侵略の照準を合わせていて、国土の小さい日本は何もしなければ、ロシアを始めとする国々に清の様に侵略されてしまう状態でした。
こうしてみると、日清戦争、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争と
日本が戦争を繰り返す流れは、いかに多くの植民地を得るかという、当時の世界情勢の主流である、覇権主義という方向に向かっていた事が分かります。
そこに善悪という観念は無く、あるのは強弱という観念のみでした。
また現在では人権擁護を謳う西側国家の一員である英国は、18世紀からインドで麻薬であるアヘンを製造して、それを現在の中国である清に売って、莫大な利益を得ていました。
その後アヘン蔓延を食い止めようとする清に対して、英国は開戦してアヘン戦争となりました。
アヘン戦争で勝利した英国は香港の宗主国となり、現在の香港返還による中国政府の統治に反対する、香港市民の問題へと繋がっていきます。
今の価値観からすると、とても信じられない様な話ですが、英国がマフィアと同じ事をしていた訳です。
副砲15cm砲
この大砲でバルチック艦隊と戦っていたのでしょう。
甲板に移動します。
三笠の主砲は迫力満点です。
主砲30cm砲
なんと重さ400Kgの弾を12kmの距離を飛ばします。
最上艦橋
ロシアのバルチック艦隊との戦闘時、東郷司令長官は敵の弾が飛び交う危険な状況で、この最上艦橋まで来て指揮をしました。
さて記念艦三笠で近代戦争史に触れたところで、そろそろ昼食を採ります。
昼食はドブ板通りまで戻って、ヨコスカネイビーバーガー提供する
TSUNAMIで食べたいと思います。
TSUNAMI
店内の様子
メニュー
ぱっと見は随分高いと感じますが、普通のハンバーガーとはボリュームが違います。
ジョージワシントンバーガー 1600円
フレンチフライ 200円
ケチャップ、マスタードをたっぷり付けます。
大きすぎてかぶりつけないので、ナイフとフォークで切って食べました。
もう十分満腹なのですが、TSUNAMIではチェリーチーズケーキは食べておきたいです。
チェリーチーズケーキ 800円
濃厚なチーズケーキに、チェリーの甘酸っぱいアクセントが、絶妙です。
昼食を終えてこれから、せっかくなので三浦半島を一周します。
ここから約80キロです。
そして平塚の快活クラブで宿泊予定です。
出発です。
しかし三浦半島を走って痛感したのが、ここはバイクで走る様な所では無いという事です。
終始渋滞に巻き込まれながら、6速ギアに入ったのはたったの2回だけ
しかも30秒程です。
また半島の割には殆どの道路が海岸に面しておらず、海の展望もあまり見る事が出来ず、東北や和歌山の様な走る楽しさは得られませんでした。
そしてやっと到着しました。
快活クラブ 平塚店
今日の走行距離は100キロ丁度でした。
私の日本一周もいよいよ終わりが見えてきました。
あとは伊豆半島一周を残すのみです。
7月15日に出発して現在は10月14日と、明日で3ヵ月になります。
正直、もう早く旅を終えたいというのが本音です。
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