私の愛用しているバイク用の靴は
レッドウィング製です。
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レッドウィング製シューズは、靴の剛性が高く
重たいバイクを支えるのにも適しており
シフトチェンジやフットブレーキの操作も、安定感がります。
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▼ オックスフォード 4年使用
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走行時間が1時間未満ならオックスフォードを履いてます。
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1時間以上ならエンジニアを履きます。
▼ エンジニア 約半年使用
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という感じで走行時間で使い分けています。
▼これは私の靴箱
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左の革靴はリーガル製です。
私は基本的にはソール交換ができる
グッドイヤーウェルテッド製法か
ノルウェージャン製法の靴しか履きません。
またレッドウィングの靴は
非常に革が硬いのでシフトチェンジが楽です。
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革が固いのでシフトペダルに当たった時に
革がたわむ事無く高い剛性感が有ります。
ただレッドウィングの靴は
とても硬く、歩きやすさや楽さとは対極の位置に在るので
初めての人には多少の覚悟がいる靴です。
また価格も3万円~6万円台と、とても高価なので
若い人にはハードルも高いです。
ただレッドウィング製の靴は強度が際立って高く
グッドイヤーウェルテッド製法で作られているので
靴底の交換が何度も出来る事から
長く履き続ける事が出来ます。
その為結果的にコスパが良いライダーシューズとなります。
私の愛用しているオックスフォードは
2014年11月に購入しました。
かれこれ4年と1カ月使用しています。
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4年履いている割に綺麗なのは
写真を撮る為にメンテナンスしたからです。
レッドウィング等の本格的な作りの靴は
履くたびに靴が足に馴染んできて
しばらく履いていると
手放せない程歩きやすい靴に変化します。
横から見るとよく解ります。
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靴が半円形に変形しています。
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特につま先が反り返ります。
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購入時のアウトラインとの比較です。
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また甲部分も上のクリアランスが
潰れて足の形に伸びています。
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こういった靴の馴染み(エイジング)
を楽しめるのは本格靴の醍醐味です。
本格靴が足に馴染むのには訳が有ります。
靴の殆どの素材が革で構成されているので
足の湿度と圧力で徐々に変形していきます。
また純アメリカ製というのも
レッドウィングの強いこだわりを残しています。
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字が消えかかっていますが
(MADE IN USA)と書いてあります。
アメリカの工場で一つ一つ丁寧に作られています。
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そう考えると安く作る事が出来ない事が分ります。
実はレッドウィングの靴は
本格靴の中では品質の割には価格が安いというのが
ファッション界の本当の評価です。
ウェスコやフラットヘッド等は10万円以上はします。
あれだけ上質な革を贅沢に使って
アメリカの工場で一つ一つ作る訳ですから
3万円台で購入できるのはだいぶリーズナブルな訳です。
某有名スポーツメーカーの靴の様に
合成素材と接着剤を使って、途上国で安価に大量に作っている
靴とは別次元の作りです。
さて私の靴は4年も履いているので
結構靴底が減っています。
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また靴底の溝が消えかかっています。
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私のオックスフォードは少し手を加えて
フィット感を高めています。
レッドウィングの足型は
アメリカ人の足型の設定になっているので
Dワイズです。
つまり横幅が細いという特徴が有ります。
ワイズとは靴幅の広さを表す単位です。
細い ← → 太い
A、B、C、D、E、2E、3E、4E
一般的にはD~3Eのワイズが殆どです。
日本では2E,3Eとかの
幅広設定が多いですが
レッドウィングの靴に2E以降の仕様は無い為に
幅広の足型の人がサイズ合わせをすると
結果的に縦が余る事になります。
そこで私はかかと部分に工夫しています。
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革を2枚貼ってサイズ調整しているのです。
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これで5ミリ程は余り部分が無くなるので
5ミリ=ハーフサイズですので
これで丁度良いです。
またその他にも靴底をバイク仕様にしています。
左の靴だけ溝を深く切っています。
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これは停車した時に足場に砂利などが有った場合に
足が流れるのを防ぐ為です。
といった具合に私のオックスフォードは
結構愛着があります。
4年履いてみても、まだまだヘタってきた感じは無いので
10年の壁を越えて使えそうな予感がします。
最後に
いくらレッドウィングが強度が高いと言っても
しっかりと靴のメンテンナンスをしないと長持ちはしません。
メンテンナンスと言っても
よく雑誌に書いてあるようにクリームを塗るとかは
実はそんなに重要ではありません。
革靴というのは使用している革の品質によって
最も寿命が左右されるからです。
安価な革靴は革も薄く、なめし行程の管理も甘い為に
革の強度が低いです。
反対にレッドウィング製の靴は極厚のレザーに
自社でタンナー(革の加工工場)を持っていて
徹底的に革の品質を管理しています。
ではレッドウィング製の靴を長持ちさせる為に
何が大切なのかと言うと
ズバリ "湿気の管理"の一言に尽きます。
レッドウィングの様な本格的な靴は
靴の外側だけでなく、内側、ウェルト、インソールまでも
全て革で出来ています。
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またミッドソールと言われている
インソールとアウトソールの間に取り付けられている
素材は"コルク"等を使用しています。
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これらの素材は全て高い湿気に長時間さらされていると
カビが繁殖してしまいます。
1度カビが繁殖した革は
急速に劣化していきます。
そして革の奥深くまで細菌が浸透してしまい
少しの湿気でもカビが生える様になってしまいます。
なので大切な事は
極力、靴を乾いた状態で維持する事です。
なので毎日履くのも良くないです。
同じ靴を毎日履いてしまうと
靴は人間の足から湿度を吸収して
空気に湿度を完全に排出する前に
再び履いて足の湿度を吸収してしまうので
毎日履いている靴は
湿度の排出が追い付かない状態になります。
なので靴は1日履き続ける場合は
最低でも2日に1度にして
場合によっては
レッドシダー材のシューズキーパー等を利用して
靴の乾燥に努める事が大切です。
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レッドシダー材はとても吸湿性が高く
靴に浸透した湿気を吸収するので調湿効果が有ります。
またその他に独特の香りが有るので
防臭、防虫効果が有ると言われています。
そういった点でレッドシダー材は
シューズキーパーに使う素材としては
最適な木材と言われています。
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シューズキーパーは良い物なら
10年、20年と使える物なので
ケチらずにシダー材の物を購入するのをお勧めします。
またそれ以外にも
夏場などに靴を一日履いた場合は
靴が汗を多量に吸収しているので
脱いだらすぐにドライタイプの除菌消臭スプレーをするのも
防カビ対策としては効果的です。
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ただアルコールは革を痛める性質も有るので
多量に使いすぎるのも禁物です。
快適なバイクライフの為にも
常に靴の中を清潔に保ちましょう。
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