KSR110を購入してから早14年が経過しました。
距離はまだ12800キロしか走ってませんが
ゴム系パーツや電装品の類は、それなりに劣化している可能性が有ります。
と言う事でプラグコードを強化品に交換する事にしました。
部品はNGKのパワーケーブルです。
▼
純正品のプラグコードよりも電気抵抗が少ないので
プラグの火花が強くなるという事です。
取り付けはプラグコードを外して
交換するだけかと思ったら
イグニッションコイルから出ている
プラグコードを切断して接続する必要が有ります。
という訳でカウルを外してイグニッションコイルを確認します。
プラグコードの上に接続されているのが
イグニッションコイルです。
▼これです。
そしてイグニッションコイルから
8~10センチの長さでプラグコードを切断します。
コードはニッパーで簡単に切れます。
純正のプラグコードとNGKのパワーケーブルです。
次にパワーケーブルの方を
切った純正のプラグコードと同じ長さで切ります。
それを中継器に接続します。
接続はねじ込み式です。
ねじ込み深さは20ミリ~23ミリです。
ねじ込み深さを確認出来る様に
予め印を付けるか、文字を記録します。
写真の様にNGKの(N)が隠れるまでねじ込めば
規定値までねじ込んだ事になります。
プラグ側が接続したら次は
イグニッションコイル側を接続します。
イグニッションコイル側もねじ込み位置をマークします。
これでプラグコードの接続は完了です。
次にプラグにターミナルナットを付けます。
プラグをメガネレンチで絞めます。
プラグコードの交換が完了しました。
外した純正のプラグコードを分解してみる事にしました。
すると中心に7本の電線が入っていました。
広げてみるとこんな感じですね。
この電線がイグニッションコイルで昇圧した
2~3万ボルトの高電圧をプラグまで伝達している訳ですね。
では次に今回取り付けた
NGKのパワーケーブルを分解してみます。
すると驚いた事に純正ケーブルとは
根本的な構造から違っていました。
外側にコイルの様に電線が巻いてあって
中心部にも芯が入っています。
私は社外のパワーケーブルとはただ単に
電線が太いだけかと思っていましたが
そういう事ではない様です。
今回はいい勉強になりました。
ちなみに今回はプラグコードのみを交換しましたが
イグニッションコイルも、同時に社外品に交換するのも効果的な電装系のパワーアップになります。
またイグニッションコイルと、プラグコードを変えたからと言って、パワーアップを期待してはいけません。
いくら高電圧をプラグに送っても
燃焼のきっかけを作る火花が強くなるだけなので
その効果は燃焼効率が上がる事で
エンジン回転上昇が早まる事による、二次的なパワーアップになります。
本来エンジンの出力を上げるには、燃焼室内に多くの燃料と空気を燃焼させる必要が有ります。
これはつまりボアアップです。
なので電装系のカスタムとは、アイドリングの安定とエンジンの立ち上がりが良くなる程度です。
今回のカスタムは、消耗が始まっている部品を交換するついでに、純正品よりも安く性能が良い社外品に変えただけの事です。
今の所イグニッションコイルに関しては
走行距離が5万キロを超えたら社外品に交換しようと思います。
まあ5万キロは20年位かかるかな?(笑)
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