さてバイクに乗っていれば絶対に必要になってくるのが
‶ タイヤ交換 ‶ です。
バイクのタイヤ交換にかかる費用は、四輪車に比べると
割高な場合が多いです。
それはバイクのタイヤは四輪車と違い
生産数が圧倒的に少ないので、大量生産によるコストダウンが出来ず
タイヤ単価が高くなってしまうからです。
逆に言えば割と需要が高い原付スクーターに使用されている
10インチタイヤは生産数が最も多いので
2000円程度と格安です。
しかし125ccに採用されている12インチタイヤから
急に割高になってきます。
12インチタイヤは5000円程度となり
一気に2倍以上となります。
17インチタイヤになると2~3万円にもなります。
なので車種にもよりますが中型~大型バイクは
前後のタイヤを交換すると6~7万円にもなります。
そしてバイクの場合はタイヤ交換するのは結構な手間です。
それは四輪車と違いバイクは、ホイール自体にディスクが取り付けられているので、キャリパーを外さなければなりません。
また後輪はそれに加えてチェーンも連結されているので
さらに手間がかかります。
なのでショップにタイヤ交換を依頼すると
前輪よりも、後輪の方が交換工賃が高いです。
タイヤ交換の工賃はショップによっても違いますが
だいたいフロントで2000円程度。
リアは3000円程度。
それに廃タイヤの処分代が1本300円~500円程度かかります。
また中型以上はホイールバランスをとります。
(※ホイールの重量差を均一にして高速域のブレを防ぐ)
これはサービスでやっているショップが多いと思います。
その他ショップによっては
(窒素ガス)の充墳サービスを選べるところも有ります。
窒素ガスは空気よりもエアーが抜けにくく、温度変化による膨張率が低いので夏場の高速走行等の状況でも一定の空気圧を維持するので、車体の挙動に変化が起きません。
しかし実は空気の80%が窒素なので、残りの20%の酸素等の部分を取り除いたのが
純窒素ガスという事になります。
私もずーっと窒素ガスを入れてバイクに乗っていますが、体感してその恩恵を感じた事はありません。
そもそもタイヤを組む時に、既にタイヤの中に空気が有る状態で
窒素ガスを入れているので
窒素ガスを入れたタイヤも100%の窒素ガスを入れる事は出来ません。
せいぜい40%程度だと思います
夏場のレースとかの限定的な使用状況でない限り、意味は無いと思います。
さてそこで少しでも安くタイヤ交換できる方法が
自分でタイヤを購入して交換する方法です。
しかしタイヤをホイールに組み込む作業はかなり大変です。
現在はプロでも手でタイヤを組む事はありません。
そこで最も効率的な方法は、自分でタイヤを購入して
自分でバイクからホイールを外して、タイヤショップに持ち込む方法です。
バイクの整備工場に頼むと持ち込みタイヤは、工賃を高く設定してあり
4000円位のぼったくり価格を掲示されますが
これはバイクの整備工場がタイヤの売り上げ利益がとれなくなる事を、極端に嫌いわざと法外な工賃を設定しているからです。
もちろん整備工場も利益をとらないと、生き残っていけないので
仕方ありません。
そこでタイヤショップにタイヤの組み込みを依頼すると
大体1000円位でやってくれるお店も有ります。
一般的なタイヤショップは四輪車をターゲットにしていて
バイクのタイヤを組み替える作業はメインではやっていないのですが
タイヤを組み替える作業は造作も有りません。
またバイクの整備工場の様に業界のしがらみも無く
適正価格で引き受けてくれます。
ただタイヤショップはバイクの車体からホイールを取り外す作業は、出来ないのであくまでも、車体からホイールを外せる人に限られます。