KSRの純正タイヤと
ミシュラン製タイヤを比較してみます。
▼純正 ダンロップ K178
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KSR110の純正タイヤは
ダンロップK178です。
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性能的には可もなく不可も無くと言った感じです。
そしてミシュランのシティグリップは
雨天やマンホール等のグリップ力を高めた
街乗りに適したタイヤとの事です。
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それでは早速二つのタイヤの
トレッドパターンを見てみましょう。
左側ミシュラン、右側ダンロップ
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純正のダンロップ製はセンターに
一本溝が切って有るだけでシンプルな構造です。
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シンプル過ぎてちょっと安っぽい印象が有るのは
私だけでしょうか。
またサイドの溝が少ないので
コーナーリング中の排水性能は低そうです。
逆に言うとドライグリップ性能は高く
転がり抵抗が少ないので燃費は良さそうです。
それに比べてミシュラン製のタイヤは
放射線状に溝が切って有り
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カッコいい印象が有ります。
サイドの溝が多いのでコーナーリング時の
排水性は間違いなく純正より高いでしょう。
ただ純正と比べると
ドライグリップと燃費は低そうです。
それでは具体的な数値で性能を比較してみましょう。
ロードインデックスと速度記号は
既定の条件下で許されている負荷です。
簡単に言うとタイヤの限界性能を示しています。
ダンロップのK178は
ロードインデックスと速度記号は
(J)「時速100キロ」
(49)「185kg」
ミシュランのシティグリップは
(P)「時速150キロ」
(64)「280kg」
ミシュランの方が遥かに性能が高いですね。
と言っても誤解の無いように
ダンロップ製のK178は
KSRの最高性能内の性能が有りますので
全く問題有りません。
オーバースペックだからと言って
全てが良い訳では無いのです。
またこれはあくまで数値上の話で
実際のタイヤの性能は大差無いと思います。
例えばダンロップもわざわざ費用をかけて
性能を超える水準の規格テストをクリアする必要は無い訳です。
ちなみにダンロップのタイヤは
無数の島からなるインドネシアで作って有りました。
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そしてミシュランのタイヤは
微笑みの国タイで作って有りました。
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タイヤを比べた感想は
まずダンロップ製のタイヤはゴツイです。
ビード部分も太くて硬く
ミシュランのタイヤよりもどう見ても太く肉厚です。
その為ダンロップのタイヤの方が
明らかに重いです。
私の錯覚かと思い重量を図ってみる事にしました。
ダンロップ製 K178 タイヤ
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(3、3キロ)
ミシュラン製 シティグリップ タイヤ
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(3、1キロ)
やはりダンロップ製のタイヤの方が
(200グラム)程度重たいです。
想像ではミシュラン製の方がゴツくて重い印象が有ったのですが
実際は逆でダンロップ製の方が質実剛健と言った感じでした。
またミシュラン製のタイヤは
素材自体が柔らかいという印象が強いです。
肝心なタイヤ性能差に関しては
正直大差無いと思います。
KSRは元々非力なエンジンなので
タイヤに対する要求水準が極めて低く
タイヤのグリップ限界点を超えて走る様な
状況はまずありません。
またウェット路面に関しても
以外にも純正のダンロップ製のタイヤは雨天にも強く
北海道で台風の中4時間程走りましたが
タイヤが滑る様な事はまずありませんでした。
もちろん速度も結構出ていて
土砂降りの状況でさえです。
なのでこのクラスのバイクは
タイヤを替えて実感できる程の性能差は無いはずです。