さて分解したフロントフォークのオーバーホールします。
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ちなみにフロントフォークのオーバーホール作業で、交換する部品は以下です。
● トップキャップリング
● オイルシール
● ダストシール
この3点がゴム製パーツなので、これを交換します。
基本メタル類は交換しませんが、分解してみてメタル類が錆びていたり、摩耗が激しい場合は、状況によって交換します。
では組付け作業を開始します。
まずはトップキャップリングを交換します。
手で簡単に古いリングを外して、新しいものに交換します。
次に新しいダストシールをインナーチューブに挿入します。
ここで重要ポイントです。
ダストシール、オイルシールをインナーチューブに挿入する際には、必ず養生をする必要が有ります。
これはオイルシールをインナーチューブを通す時に、ストッパーリングが入る溝の切り欠き部分等のインナーチューブの凹凸部分がオイルシールの内側を傷つけてしまうからです。
という訳で、まずはダストシールを挿入します。
インナーチューブに使う養生は、ラップや、ビニール等、適当なもので問題ありません。
ダストシールの内側に予めラバーグリスを塗っておくと、滑りが良くなります。
まずはダストシールを入れます。
無事に凹凸個所を通過しました。
そしてオイルシールを入れます。
オイルシールも凹凸個所を通過しました。
もう後は、養生を外してしまって構いません。
次にワッシャーを入れます。
ブッシングを入れます。
ストッパーリングを入れます。
ストッパーリングを手で広げて、溝に入れて固定します。
そしていよいよアウターチューブを入れます。
その前に、アウターチューブのオイルシールが入る溝に、ラバーグリスを塗っておきます。
これで少しは、オイルシールが奥まで入っていきやすくなります。
次にオイルシールの外側にたっぷりとラバーグリスを塗ります。
そしていよいよオイルシールの圧入に入ります。
さてここからが勝負です。
これオイルシールをアウターチューブの固定位置まで入れるには、専用工具で圧入します。
今はオイルシールプッシャーという便利なものが有るので、そちらを利用する事をお勧めします。
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