これでエンジンオイルの排出と
オイルフィルターの取り外しが終わりました。
▼ 前の記事はこちら
早速ドレンボルトを取り付けます。
![]()
真っ黒のバルカンSに赤いドレンボルトが
さし色になってオシャレです。
![]()
ドレンボルトをメガネレンチで本締めします。
![]()
締める時は右回しです。
![]()
ドレンボルトの本締めが完了しました。
次にオイルフィルターを装着します。
![]()
この時必ず、オイルフィルターのパッキンに
エンジンオイル等のオイルを塗布しましょう。
![]()
これは車体にパッキンが当たってから
締めこんでいく時に、パッキンがずれるのを防止する為です。
オイルフィルターを車体に取り付けます。
![]()
フィルターの本締めですが
締め付けすぎると取り外す時に、苦労するので
握力が一定以上有る人は
手で思いっきり締めれば問題有りません。
(※握力40キロ以下の方は工具を使いましょう)
その際に1つポイントが有ります。
手で本締めする時は
オイルフィルターの本体を空拭きして、汚れや油分を取り除いてから
ゴム手袋をして本締めすると滑らないので
素手よりも力が入ってまず緩む事は有りません。
![]()
手で本締めする事にどうしても不安な方は
取り付け後に、走行してオイル漏れを確認するので
そんなに心配する必要はありません。
どうしても不安な方は
カップレンチで本締めしましょう。
それでは車体に新しいエンジンオイルを入れます。
まずフィラーキャップを開けます。
![]()
![]()
エンジンオイルの注入口に
受け皿を入れます。
![]()
無くても良いですが
その場合は多少オイルがこぼれる可能性が有ります。
![]()
エンジンオイルを入れます。
![]()
エンジンオイルの量は
エンジンオイルのレベルゲージで確認しましょう。
![]()
レベルゲージには
上のラインが上限値で
下のラインが下限値です。
![]()
見方は"車体を真っすぐな状態"で
基本的にはこの上下のラインの間に
オイルの液面が来ていれば問題ありません。
(※液面ラインの指定は車種によって違うので、車種ごとのオイル液面の位置を要確認)
![]()
ただエンジンオイルの液面が
下限の位置にある場合は少ないので
必ず真ん中位までの位置に
エンジンオイルの液面が来る迄で、オイルを注ぎ足しましょう。
![]()
この時、軽量車であれば車体を真っ直ぐの状態して
エンジンオイルのレベルゲージを確認するのは、簡単ですが
中型以上の重量車なにると1人でレベルゲージを確認するのは意外と難しかったりします。
その場合は2人でレベルゲージを確認する事が出来れば良いのですが
この時1人でもちゃんとレベルゲージを確認する方法が有ります。
それはこのアイテムを使います。
![]()
スマートフォン様の三脚です。
この三脚にスマートフォンを取り付けて、車体のレベルゲージが有る側にセットします。
![]()
カメラを起動してレベルゲージを映す位置に
三脚を置きます。
![]()
そうしたら今度は自分がバイクに跨って
車体を真っ直ぐにして水平の位置の状態を保って
![]()
この遠隔シャッターを押すと
水平時のレベルゲージがしっかりと写されています。
![]()
この方法で測定すると、正確なオイルラインが確認出来るのでお勧めです。
特にバルカンSはレベルゲージが下の方に位置しているので、車体に誇った状態では確認できません。
また車体の横に立って、車体を起こしても
立っている状態ではレベルゲージを確認出来ません。
また車体の横に立っている状態で水平を確認するよりも、乗車した状態で水平の位置にした方が
より確実に車体を水平に保つ事が出来ます。
バイクのレベルゲージは少し右側に傾けただけでも
すぐにオイルラインが上まで上がってしまうので
正確な油面を測定するのは意外と簡単ではありません。
またオイルラインが正確な位置に来ていないと、当然オイル量が不足していたり、多過ぎたりすると
エンジンを痛めてしまうので、必ずバイクを水平の状態にして正確なオイルラインになる様にしましょう。
さて、エンジンオイルを適正値まで注入したら
フィラーキャップを締めます。
![]()
フィラーキャップは手で強く締めれば問題ありません。
![]()
最後に
ドレンボルト付近とオイルフィルター付近の
オイルを徹底的に拭いて除去しましょう。
![]()
拭き拭き。
![]()
これをしないと、最後にオイルが漏れが無いかの
確認をする時に
オイルが残っていると判断のしようがありません。
そして全て終わったら。エンジンを始動します。
![]()
5分程したら
ドレンボルト、オイルフィルター付近から
エンジンオイルが漏れていないかを点検します。
![]()
エンジンオイルの滲み、漏れが無ければ
作業完了です。
エンジンオイルの交換は、自動車整備では最も一般的で重要な作業です。
なるべくならショップに任せる事無く
自分でやった方が良いと思います。
その方がエンジンオイルの汚れ具合等の
車両の状態を把握する事が出来ます。
![]()
また車両から抜き取った廃油は
絶対に下水に流したり、地中に埋めたりはしないで下さい。
これは廃棄物処理法違反になる犯罪行為です。
廃油はガソリンスタンド等に引き取ってもらうか
廃油を可燃物として処理できる市販品を利用して下さい。
ちなみに尿取りパッドやオムツに、廃油を染み込ませて可燃物としてゴミに出す事も出来ます。
自分の環境で最も効率的な方法で
処理してもらえればと思います。