レトロテイストでロングセラーモデルのエストレヤですが
昨年製造終了になりました。
エストレヤは質感が高く、ロングストロークのシングルエンジンは
中低速のトルクが太いのでとても走りやすいバイクです。
またこのクラスではトップクラスの低燃費な事も魅力的なバイクです。
製造終了の大きな理由は新しい排ガス規制である
EURO4に対応出来なくなったからです。
エストレヤは既にインジェクション化していた訳ですが
エンジンや排気系の設計が古く
対応させるのならモデルチェンジした方が効率が良かった訳です。
またその他にABSの義務化と言うハードルが
じわじわと近づいて来ていたのも要因です。
義務化の詳細は新型車は既に義務化が実施されています。
継続生産者は2021年10月から義務化と猶予期間が設けられています。
厳密に言う125cc以上は全ての二輪車に対してABSが義務。
50cc~124ccの二輪車に対してはABS及びCBSが義務化となります。
その辺の台所事情が有って各メーカーが一斉に
モデルチェンジを実施したわけです。
そしてインドネシアではこのエストレヤの弟分の
W175が発表されています。
エストレヤをそのまま小さくしたような感じです。
インドネシアではまだ環境規制が緩いので
キャブレター仕様です。
流石にこのバイクをそのまま日本で売る事は有りません。
日本で出すならインジェクション&ABSを装着させる必要が有り
最近の競合他車の兼ね合いも有って多機能メーターパネルは必須となっています。
その上LEDライトも付けないと日本の消費者は不満でしょう。
最近はスズキがジクサーや
GSX-S125等の
フルサイズの125ccクラスを出している事に加えて
ホンダもフルサイズのCB125R
の発売が決定しています。
カワサキもこのエアポケットを埋める為に
フルサイズのネイキッドを出す可能性が考えられます。
実は既にニンジャ125が出るという噂が有ります。
125ccクラスが熱くなってきて楽しい限りです。