バイクに乗っていると殆どの車種で必要なのが
チェーンメンテナンスです。
自分でやる場合は中々後輪を浮かすのが大変です。
本格的にチェーンドライブのメンテナンスするなら
メンテナンススタンド等を使用します。
しかしメンテナンススタンドは置き場が必要になります。
簡易的にチェーンメンテナンスするなら
ローラースタンドも有ります。
ローラー式スタンドはメンテナンススタンドに比べると
大分コンパクトです。
そして今回は最もコンパクトで手軽に使える
イージーリフトアップスタンドを紹介します。
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これはスタンドの反対側のスイングアームの下に掛けて
スタンドを支点に利用して、後輪を浮かす工具です。
イージーリフトアップスタンドを使用するには
フロントブレーキを掛けた状態に保つ為に
‶フロントブレーキロック‶を併用します。
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それでは実際に使用してみます。
まずは
① ハンドルを左にきってハンドルロックを掛けます。
そして
② ブレーキロッカーを使用して前輪をロックします。
写真は右ですが、ハンドルは左にきって下さい。
次に
③ リアホイールにイージーリフトアップスタンドを掛けます。
ステーの高い方がホイール側です。
手で固くなるまで回してジャッキアップします。
固くなったらイージーリフトアップスタンドの真ん中に有る穴に、ドライバー等を入れて回すのですが
手でも上がります。
実際にリフトアップした状態はこんな感じです。
あっけない位簡単にリフトアップします。
後はホイールを回しながら、チェーンルブを吹き付ければ
効率的にチェーン全体にグリースを塗布する事が出来ます。
そしてウエスで余分なチェーンルブを拭き取れば完了です。
使ってみた感想としては、非常に便利です。
これ作った人は非常に賢いと思います。
そして何よりもこのリフターは場所を取らないのが、最大の利点だと思います。
これなら日本一周にも持って行く事も出来ます。
最後に、このイージーリフトアップスタンドを使う際は
以下の点を留意して使用してください。
① 絶対にフロントブレーキロッカーを使用する
② 地面はコンクリート、又はアスファルト等の平らな整形地で使用する
このイージーリフトアップスタンドは、とても便利でコンパクトな工具ですが
メンテナンススタンド、ローラースタンド、と比べても
1番事故のリスクが高い工具です。
特に400cc以上の重量車は、細心の注意を払って慎重に作業する必要が有ります。
私は1度、車の整備をしている時に、地面が柔らかい土の上で四輪車のフロント側を、パンタグラフ式のジャッキで、ジャッキアップしていた時に
ジャッキが地面にめり込んで倒れてしまい、前輪のドラムブレーキのケースが地面に設置してしまった事が有ります。
地面が柔らかい為に、ドラムケースは無傷でしたが。
つまり、この手の作業は甘く見ると、車両の破損や、自身の怪我に繋がるので
絶対に作業手順を省略せず、実施しましょう。
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