現在は福島県の背あぶり山キャンプ場に来ています。
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今日はあいにくの雨です。
まずは朝食を採ります。
朝食を終えてこれから、会津若松観光です。
まずはさざえ堂に行きます。
ここから12キロ、近いです。
雨の中を走ります。
ちなみにこの背あぶり山キャンプ場の道は一方通行です。
知らずに入ってくる車両を防ぐ為に、出口にはチェーンが張られています。
キャンプ場から出る時は出口の鎖を自分で、付け外しをします。
しかもこの出口の所は異常に傾斜しています。
バイクが倒れそうです。
さてキャンプ場を出発して観光地まで来ました。
幸運にも駐車場が無料でした。
この駐車場は無料なのですが、駐車係の人に紙を渡されて
その紙に、お土産屋さんでスタンプを押してもらうように言われました。
そして駐車係の人に案内されて付いて行くと、お土産屋さんのお店を通って観光地まで行くという流れでした。
また駐車係の人は「このお店の駐車場だからね」との事。
つまりは駐車場代は無料なのだから、何か買ってお金を落としてあげないと、彼らの生活の糧にならないという事くらいは、良い年の私にはすぐに理解は出来ました。
まあ今時珍しい位の熱量での商売根性です。
恐らくほとんどの人はこういうのは苦手だと思います。私は幸いにも鉄の心臓を持っているので、平気です。
私は「取り敢えず観光します」と言って、お土産屋を出ました。
早速観光開始です。
ここからさざえ堂までは、高台まで登っていくようです。
ちなみにエスカレーターもありました。
飯盛山スロープコンベア
250円
さざえ堂に行く途中に、白虎隊記念館がありました。
まずは白虎隊記念館で戊辰戦争の歴史を学びます。
▼ 以下 白虎隊の歴史解説
1868年戊辰戦争(ぼしんせんそう)が勃発しました。
これは分かり易く言うと日本はそれまで、各地を各藩が支配していましたが、日本を統一政府になる過程で各藩の勢力が争った、日本最大の内戦です。
当時の日本はしっかりと強く統制された中央政府が無く、各地の勢力が独立して存在していました。
当時は会津の白虎隊は、戊辰戦争の一環の会津戦争に参加していました。
白虎隊側の陣営の中の部隊は、戦況が悪化して一部飯盛山にやってきてそこで、若松城(鶴ヶ城)が燃えているのを見て戦意喪失して、そこに居た白虎隊7名(20名という説も有り)が自刃(自殺)をしたと言われています。
しかし実際にはその時は若松城は落城しておらず、戦闘で市内が火災で燃えていただけでした。
これが白虎隊の悲話として語り継がれています。
しかし現在の定説では、この落城誤認説は誤りであるそうです。
2010年頃に貞吉のお孫さんが親類宅で、貞吉が生前に残した手記
【白虎隊顛末略記】を見つけて、底には当時の飯盛山に来た白虎隊は、明らかな劣勢の中で若松城まで行くか、それても敵陣に乗り込むかと激しい議論が起こりその結果、敵に捕まって惨めな思いをするなら潔く死ぬという、意見が多勢を占めて、そうなったと言われています。
まあいつの時代も歴史は面白くドラマチックに、描かれていくものです。
白虎隊の歴史を学んだところで、さざえ堂に向かう為にさらに階段を昇っていきます。
有料のエスカレーターに中継地点がありました。
ここからは150円で利用できるようです。
やってきました。
さざえ堂 (国際重要文化財)
入場料400円
ちなみにこの建物は1796年に建造されたそうです。
220年以上前です。
早速中に入っていきます。
木材の板をでできた階段で、上に登っていきます。
実はこのさざえ堂、凄い仕掛けの建物です。
二重螺旋構造という非常に珍しい構造で出来ています。
これは簡単に言うと‶上りと下りで人が行き会わない構造‶です。
つまりは一方通行の通路が、上りと下りで別の通路になっていて、互いの通路が見えない設計になっています。
感覚的には1つの通路を上って降りてくる様に錯覚するので、どうして下ってくる人と会わないのか、不思議に思います。
原理は単純で、実際は上りと下りで別々の通路を通ってきているだけです。
感覚的に分かり易く説明すると
上りの通路の天井には下りの通路があり、下りの通路の天井にも上りの通路がある訳です。
そして頂上まで上がってきました。
そして下っていきます。
やはり下りの通路は、上ってきた通路を戻る訳では無く、別の通路を通ります。
しかし円形に回りながら歩いて行くので、さっきまで上がってきた通路を再び歩いているような感覚になります。
私は戻ってきても、この二重螺旋構造がいまいち理解できず、しばらく考えていました。
ちなみに木造の二重螺旋構造の建物は、世界でも唯一さざえ堂だけだと言われています。
外国ではフランスのシャンボール城にも、二重螺旋構造が有ります。
これを考えた設計者は天才だと思いました。
次はこれから白虎隊が自刃(自殺)したという場所に行ってみます。
やってきました。
自刃の跡
これまでの歴史的にはこの辺りの高台で、白虎隊が若松城(鶴ヶ城)の辺りに火が出ているのを見て、落城だと思い込んだという事になっていました。
(※現在は落城誤認説は誤りだとされています)
白虎隊が若松城を眺めている像です。
ちなみにここから若松城が見える事になっています。
何処に若松城が在るのか、全く分かりません。
結局この時は分からず、日本一周が終わってこの記事を書いている時に必死で探して、若松城が写真に写っている事が判明しました。
これです。
小さすぎてわかりませんね。
拡大します。
さらに拡大します。
若松城(鶴ヶ城)
それにしてもスマートフォンのカメラの性能は良く成りました。
一昔前のデジタルカメラ位の性能があります。
ちなみにこの写真はiphone x s maxで撮っています。
1200万画素ですが、ブログ用に画質を落としています。
ちなみに私が初めて購入したデジタルカメラはリコーのキャプリオで
320万画素でした。
まさか旅行でデジタルカメラが不要になる時代が来るとは、技術の進化は素晴らしいです。
ここで近くにあったお店で、おまんじゅうを食べます。
あわまんじゅう 108円
さて、これで移動する訳ですが駐車場を利用させてもらっている手前
何か買ってあげようと思います。
お土産屋さんが一生懸命、学生たちに営業しているのを見て
今ではもうすっかり見なくなった、個人商店が生きていく大変さを感じました。
そして私も彼らに協力してあげたくなりました。
どうやら私にも人の血が通っているようです。
味噌こんにゃく 400円
会津味噌のコクが口に広がって、これは美味です。
そして手作りの甘酒です。 400円
結局お土産屋さんには800円を使いました。これで少しはお土産屋さんと、駐車係の方の糧になったと思います。
高い駐車場代の様な気もしますが、地元の物を食べれて満足です。
ちなみに余談ですがグーグルマップのレビューでは
このあたりの駐車場は非常に悪評が多くて一見の価値ありです。
気になる方はグーグルマップで
会津観光物産センター
飯盛分店駐車場
で見てみて下さい。
私が利用したのが会津観光物産センターです。レビューを見る限り皆さん私と同じような経験をされた様でした。
後で分かったのですが、市営飯盛山観光客専用駐車場という無料の普通の駐車場がありました。
未舗装ですが、そこを利用するのが賢明です。
さてこれから南会津の大内宿に行きます。
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