バルカンS パッドピンのグリスアップ 2

前回、ディスクブレーキの構成部品である

キャリパーブレーキパッドを固定している部品である

パッドピン ‶について、たまには外して

グリスアップした方が良いというマニアックな記事を書きました。

▼ 前回の記事はこちら

バルカンS パッドピンのグリスアップ 1

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ブレーキパッドピンは定期的に要グリスアップ

 

今回新車時から3年後

前回のグリスアップから1年11カ月振り

走行距離前回から6400キロ走行した状態で

パッドピンの摩耗状況を確認します。

 

やり方は前回の記事を参照してください

今回は省略します。

 

フロントキャリパーのパッドピン。

 

早速外して見てみます。

ブレーキパッドの粉が固着しています。

 

 

次にリアのパッドピンを外します。

 

 

リアのパッドピン

リアの方がブレーキパッド紛の固着が少なく、綺麗です。

 

では、前後のブレーキパッドピンを見てます。

汚れ具合で言うと、明らかにフロントのパッドピンが汚れています。

 

ただこの状態ではブレーキパッドのカスが付着していて

摩耗状態は把握できません。

 

 

なので、1度ブレーキパッド粉を除去します。

まずはブレーキダストを除去するのに有効な

ブレーキクリーナーか、チェーンクリーナーを使用します。


今回はブレーキダストが固着が強かったので

細めのコンパウンドで少しだけ、研磨しました。

 

 

そしてブレーキダストを除去した状態がこちらです

かなり綺麗になりました。

 

 

▼ フロントパッドピン

 

▼ リアパッドピン

前後のパッドピン共に僅かに摩耗している程度で

大きな腐食や摩耗は見られません。

 

恐らくは前回から2年程度でグリスアップしているので

パッドピンの摩耗部分から水分が入って腐食する事を、防いでいるのだと思います。

 

 

という訳でパッドピングリスアップしてから

キャリパーに組み込みます。

 

グリスはシリコングリースを使用します。


最後は必ずレンチで本締めします。

綺麗になりました。

 

そしてリアのパッドピンも組みます。

 

 

 

 

前後ブレーキパッドピンのグリスアップが完了しました。

 

 

このブレーキパッドピンのグリスアップは、別に必須整備ではありません

ですがそれだけに見落としてしまいがちな、パーツの1つでもあります。

 

ちなみに15年間、1度もパッドピンをグリスアップしなかった

パッドピンがこちらです。

 

これを洗浄したものがこちら。

まあ、極論このパッドピンでも使用は出来ます。

 

 

しかし一番の問題はパッドピンの固着です。

 

固着したパッドピンは取り外し時に

最悪折れてしまう事も有ります。

 

 

なので定期的なグリスアップが固着を防ぐだけでなく

サビの進行を抑えて、ピンの摩耗を防ぐ事が出来ます。

 

 

ちなみにこの整備はそんなに重要なものではありません。

 

別にやらないからと言って、ブレーキが故障する事も有りません。

 

ただやらないよりは、やった方が良いというレベルのものです。

 

 

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ブレーキパッドピンは定期的に要グリスアップ