現在リーバイスのジーンズは
2003年にアメリカ国内の自社工場を閉鎖した為に
実はアメリカ製のジーンズは全て、リーバイス社は作っておらず
別会社に外注して制作されています。
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(※外国ではリーバイスの自社工場で作っています)
つまりリーバイスはアメリカ本国では自社生産せず
マーケティングや企画、運営をするメーカーとして機能しています。
そしてデニム生地も全て第三国で製造されています。
しかしそれまで100年以上もの間
リーバイスの生地を納入していたのが
"コーンデニム社"でした。
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コーンデニム社の生地は品質に定評があり
リーバイスの繁栄の歴史の立役者でもあります。
しかし残念ながら
2017年の12月にノースカロライナ州の
グリーンズボロに在った、ホワイトオーク工場を閉鎖してしまいました。
これがコーンデニム社の唯一のアメリカ工場であった為に
これによって事実上
アメリカ製生地のジーンズは生産されなくなりました。
あの501がベトナムやカンボジアで
作られているという事実は
アメリカンヒストリーを背負った、リーバイスの501にとっては
非常にネガティブな事実として映ると思います。
しかしコーンデニム社のホワイトオーク工場で
生地を生産してアメリカ国内で作られた
純アメリカ製ジーンズがまだ流通しています。
ホワイトオーク工場のジーンズは
新たに作られる事は無いので、既に在庫のみとなっています。
そんな希少性の高い
コーンデニム社のホワイトオーク工場の生地で
アメリカ国内で作られた501を購入しました。
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14オンスです。
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501のアイデンティティのボタンフライ
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アメリカ製
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ホワイトオーク工場製の生地を使用。
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実際には生地の品質やアメリカ製である事が
他のモデルと比べて、特筆して優れているという事は無いと思います。
外国製でも品質に相違無い様に
工場で品質管理されていますから。
しかしリーバイスの501の発祥地である
アメリカで昔ながらの納入メーカーが手掛けた生地で
作られた501はやはり特別です。
そこにはストーリーが宿っているからです。
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アメリカ映画が好きな私にとっては
アメリカ製である事は非常に重要です。
まだホワイトオーク工場製の生地を使用して
作られた501はまだ流通しているので
この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
また注意しなくてはならないのは、
ホワイトオークのタグは
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( WHITE OAK )あくまでも生地が
アメリカのホワイトオークの工場製という証明で、
このタグが有るからと言って、アメリカ製という意味ではありません。
あくまでも生地の生産社の記録表示です。
なので
( MADE IN USA )
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のタグが無いとアメリカ製ではありません。
古き良きアメリカの老舗の工場である
WHITE OAK の工場で作られたデニムで
アメリカの工場でアメリカ人が作ったジーンズ
コーンデニム社の生地、アメリカ製という
揺るぎないアメリカンヒストリーを纏った501
大事に履いていきたいと思います。