さて整備や修理をしていると
ボルトを締め過ぎたり、何らかの原因でボルトが折れてしまう事が有ります。
こんな時はネジ穴の中にボルトの先端が残ってしまい
取り出す事は容易では無いように思えます。
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早速ネジ穴に残ったボルトの先端の除去方法を解説します。
まずは用意する工具は電動ドリルと
延長コードリールです。
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そして恐らくは殆どの方が使ったことが無いであろう
直径1ミリ程度の極小ドリルの刃を用意します。
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ドリルの刃が薄いのでステンレス製になります。
これをドリルに装着します。
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そして鉄くずが出るのでバイクを養生します。
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それでは早速ネジ穴に残ったボルトの先端の
除去作業を開始します。
ボルトに慎重にドリルで穴を開けます。
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ドリルの刃を真っすぐに当てないと
刃が折れてしまうので注意しましょう。
こんな感じで穴が開きます。
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次にもう一ヶ所穴を開けます。
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はい2ヶ所の穴が開きました。
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そしたら2か所の穴の間を
ドリルで削っていきます。
そうすると
2つの穴が1つの直線の穴になります。
そうしたらマイナスドライバーを突っ込みます。
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グイッと回せば……。
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はい、出てきました。
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後はペンチ等で回せば……。
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どんどん出てきます。
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はい、取れました。
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元のボルトはこんな感じです。
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傷一つつかずに無事ボルトの先端を除去する事が出来ました。
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実際には折れたボルトの状況によって、様々なケースが有るのでこれはあくまで一例です。
例えば残ったボルトが、あまりにも強いトルクで締まっている場合は
マイナスドライバーでは回らない事も考えられます。
その際はマイナスドライバーの後ろをハンマーで叩いて、折れたボルトに圧着させた状態で、今度はマイナスドライバーをモンキーかプライヤーで回します。
それでもダメな場合は無いとは思いますが
本当の最後の手段はやはりボルトと同じくらいの
ドリルの刃でボルトとネジをそっくりこわしてしまい
一回り大きなネジを新たに切る方法です。
ただこれもネジ穴が貫通していないとできないので
本当にケースバイケースです。
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