2022年でラインナップから消えてしまったバルカンSですが
なんと復活しました!
現行車種オーナーとしては嬉しい限りです。
バルカンSが現行モデルになった事も嬉しいのですが、直接的にオーナーに恩恵があるのは
部品の製造期間が延びて、部品供給が増える事です。
単純計算しても2022年に廃盤になっていたので、最短でも2029年には部品供給終了だったのが
今回の復活で終了期限は今の所、無くなりました。
ちなみに私はもしバルカンSが復活すると、恐らくはカワサキは各部をアップデートしてくると思っていました。
ウインカー、ヘッドライトのLED化
アシストスリッパークラッチ装備
ETC装備
KTRC(トラクションコントロール)装備
これ位のアップデートは現在の潮流からすると、妥当なところでしょう。
しかし今回の変更点は、新しい排ガス規制に対応させただけとなりました。
恐らくこの背景には開発費をかけても、そんなに売れるモデルではないので回収出来ないと考えたように思います。
またこれらの最新装備を付けるとなると、さらに価格が10万円位上がってしまいます。
今回バルカンSが復活して価格も変更されました。
バルカンS 新車価格 1,045,000円 2025年モデル
モデル終了の時の2022年では91万円でした。
つまり13万円のアップとなりました。
(15%アップ)
まあ今回の値上げは為替の影響が一番大きいでしょう。
バルカンSを生産しているタイでの通貨であるタイバーツに関して
2022年1月では1バーツ3.4円だったのが
現在2024年8月では1バーツ4.3円です。
その上がり幅なんと約30%!
つまり為替だけでみれば30%高の、26万円アップでもおかしくなかった訳です。
そうなるとバルカンSの新車価格は117万円!
だから今回の1,045,000円でも、カワサキはかなり頑張ったとも言える訳なんです。
現行オーナーとしては自分のバイクが、現行モデルと遜色無いモデルなので
良くある新型が出て装備が劣る旧型の、劣等感みたいなものは無い事になります。
ちなみに私がバルカンSを購入して現在、7年半が経過しました。
バルカンSで日本一周や北海道の利尻島、奥尻島と日本各地に行きました。
個人的にはバルカンSは、凄く良いバイクだと思っています。
このバイクはとにかく長距離ツーリング向きなので、遠出して旅の思い出を作りたい人には、うってつけのバイクです。
長距離ツーリングバイクと言えば、ハーレーダビッドソンが有名ですが
ハーレーは個人的にはまず車体が重すぎる点があります。300キロ前後
その他に信頼性に欠ける面があり、そもそも価格が高過ぎます。
まあ現行モデルなら、そんなにすぐに故障する事も無いのかもしれませんが
30万キロ位をケロッと涼しい顔で故障なしで走ってしまう、世界最高の耐久性を誇る国産バイクを、日本人は世界最安値で買える事を考えると国産の一択です。
その点バルカンSはツアラーとしては、軽くて壊れずに丈夫
そして燃費も良い。
と長旅には向いている訳です。