昨年生産終了していたセロー250ですが
復活してパワーアップして帰ってきました。
セローと言えば
ライダーならみんな知っている
オフロードバイクの大定番です。
空冷の単気筒エンジンに
ロングストロークサスペンションとスポークホイールを装備して
133キロという軽量の車体で
どんな道も走破してしまう
使い勝手の良いバイクです。
ちなみに私も始めてバイクを購入する際
一番乗りたかったのが"セロー"です。
当時はセロー223でした。
ただセローはシート高が810mmと高く
足つきの問題から結局は妥協して
KSR110を購入しました。
ちなみに今回のモデルチェンジした変更点は
主にエンジンが強化された点です。
2016年モデルの
18馬力→20馬力に約10%のパワーアップ
最大トルクも
6500回転18Nm→6000回転20Nmへとパワーアップ。
ただ最大トルクが上がっただけでなく
最大トルクの発生回転数が下がっている事から
より早く大きなトルクが発生するので
実際のオフロード走行では強い走破性を得た事になります。
そして低地燃費が2016年モデルの
(L/40km)キロに対し
(L/48.4km)と
何と20%も低燃費になっています。
燃費が上がった分燃料タンクも僅かに小型化されています。
(9.6L)→(9.3L)
エンジン性能の向上はボア×ストローク比や
排気量に変更が無いので
このあたりは点火系や圧縮比
空燃比のセッティング等により実現したと思われます。
そしてテールランプがLEDになった事が
見た目の大きな変化となっています。
しかしヘッドライトはハロゲンランプのままで
LED化されませんでした。
今の流れではヘッドライトLED化が進んでいますが
恐らくヤマハはあえてLED化を避けたのではないかと思われます。
理由は恐らくコスト面と共に
オフロード走行等を考えた時に
振動、横転、埃、泥の付着、等の要因を検討して
却下したのではないかと勝手に想像しています。
また降雪時はLEDライトはレンズ面の温度が低いので
ランプ面に雪が固まってライトが見えなくなってしまう事も有るそうです。
それに比べてハロゲンランプは発光部が高温になるので
レンズ面が熱されるので高温になり
雪が解けて明るさを確保できます。
またハロゲンランプは構造がシンプルなので
LEDヘッドランプの様にファンを使用したり
大きな排熱部品を装備したりといった
特殊な排熱構造や熱制御が要らないので
結果として壊れにくい照明設備という事が出来ます。
例えばLEDヘッドライトの放熱部に
オフロード走行で埃や泥が付着した場合は
十分な放熱が行えずに故障の原因になります。
また温度制御が入っているLED回路でも
一定以上の高温に達すると光量が下がってしまう事になります。
またABSは設定しませんでした。
そして価格は何と5万円以上のアップとなりました。
税込み(56万4840円)
セローは本当に頑丈なのでガンガン林道を走っても
壊れ知らずな優秀なバイクです。
車高が高いので小柄な人には足つきが厳しいですが
旅の相棒にはもってこいのバイクと言えます。
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