カワサキ重工が250ccクラスに
四気筒モデルを投入する事が決まりました。
その名も ‶ ZX-25R ‶
‶ 四気筒エンジン ‶ で登場します。
250ccのクラスでは
2007年のホンダ ‶ ホーネット ‶ を最後に
日本では12年間も新規開発されていません。
カワサキにとっては1989年のZXR250以来
30年振りの四気筒モデルです。
これには幾つか理由がありますが
1つには四気筒エンジンでは
EU等の排ガス基準に適合させるのが
難しいという点があります
また250ccクラスでは、四気筒化で高出力を出す事は出来ますが
1気筒あたりのピストンが小さ過ぎて
低中回転域でのトルクが小さく
加速させようとすると、どうしても回転数を上げないといけないので、無駄に回転数を上げるので燃費が悪いという
実用性の低さが有ります。
また四気筒エンジンはどうしても部品点数が多く
エンジン自体も大きく、重量も重くなり
車体重量が重くなり、コストも高くなるという点もあります。
それに比べて
単気筒や2気筒エンジンは
エンジンをコンパクトに設計できて、低中回転域のトルクがしっかりと出て、燃費も良くコストも抑えられるので
実用性が高くなります。
また単気筒や2気筒エンジンでも、車体の軽量化や
燃焼の効率化やフリクションロスの低下で
高い次元での十分な走行性能を確保しています。
ただ逆に言うと250ccクラスでの
四気筒エンジンというのは
燃費が悪く低中速の力が無いというネガティブ面を
払拭して余りある贅沢で高回転域での圧倒的なパンチ力が有ります。
2017年にホンダが満を持して
CBR250RRを登場させた事により
このクラスでは水をあけられている
カワサキの逆襲と言えるでしょう。
という訳でZX-25Rを見ていきます。
足回りが格段にグレードアップしています。
フロントフォークが正立から
倒立フォーク化されています。
またブレーキキャリパーも
最新のラジアルマウント化されています。
既に発売が決定しているインドでネシアですが
日本でも発売が確実となっています。
肝心のエンジン出力ですが
2007年のホーネットが同じ
250cc四気筒で40馬力で有った事を考えると
今回のZX-25Rは
40馬力を超えて来るのは確実で
45馬力程度になると思われます。
45馬力という事を考えると
スペックで見ると400ccクラスの出力に成るので
とてもプレミアムな250ccバイクと言えるでしょう。
また400ccのニンジャと比べても
馬力では同程度となるので
400クラスの対抗馬となりうるバイクと言えるでしょう。
ただ400ccは全回転域でのトルクが大きいので
実際のパワー感は
当然400ccが上になります。