今回は日本一周の定義とはどういったものか?
それにルート作りのポイントなどを考えてみたいと思います。
まず日本一周ですが、これは読んで字のごとく、日本をグルっと一周するのが日本一周です。
ちなみに日本一周するとルートなどでも変わってきますが
平均的な距離は【13000キロ】位になります。
日本一周は明確な定義が存在する訳では無く、実は日本一周はルート作り次第では、工程もボリュームも全く変わってきます。
例えばバイクで純粋に日本一周だけしようと思えば、1ヵ月で走破する事も出来ます。
また反対に日本各地をゆっくり回って日本一周をすれば
半年~1年かけてやる人も居ます。
実際にはバイクで日本一周する場合は、平均的には3カ月位かかります。
日本一周の基本的なルート作りで、まず初めに考えるのが
‶ どっち周り ‶でまわるのかです。
日本を時計回りでまわるのか
反時計回りでまわるのか。
まずどっちまわりで行くかは最初に決めるポイントになります。
ちなみに時計回りにまわると海岸を間近に走る事が出来るので、個人的には時計回りがお勧めです。
そして次に考えるのが” 沖縄を周るか “どうかです。
こうして地図で見ると沖縄がいかに遠いのが分かります。
その距離600キロ!
鹿児島港から沖縄までフェリーで23時間位かかります。
その為、日本一周者で沖縄をパスする人も多いです。
わざわざ1日かけてフェリーに乗って、沖縄まで行っても
1日で一周できるほど小さい島なので、日本一周で沖縄をパスする人の気持ちも分かります。
私は日本一周は北海道、沖縄、四国を巡るのは第一原則だと思っています。
北海道、沖縄は日本の最北、最南の地なので
ここを巡って日本一周制覇となるイメージがあります。
そうはいっても日本一周に沖縄を入れると、時間や予算の都合上
日本一周が出来なくなってしまう人も居るので、その場合はつまらないこだわりを捨てて
沖縄を省いた日本一周をしても、立派な日本一周です。
実際、沖縄を一周してもその距離は約(350キロ)なので
日本一周の13000キロの3%しかないので
沖縄を省いたからといって日本一周の総距離は殆ど変わりません。
次に日本一周では ‶ 四極制覇 ‶ という観念があります。
この‶ 四極制覇 ‶の工程を入れる事で、より日本一周の工程が明確で簡潔化します。
日本の四極とは日本の東西南北の端の事です。
東が北海道の納沙布岬
西が長崎県の神崎鼻
南が鹿児島県の佐多岬
北が北海道の宗谷岬
となります。(※沖縄、離島を含むと四極は変わります)
これらの四極の到達証明書は該当地の市役所や観光センターなどの各施設で無料で発行してもらえます。(※各地によって発行する施設が違います)
この四極を制覇して到達証明書をコンプリートする事で、日本一周とするのはとてもシンプルで良い方法だと思います。
次に第二原則が ‶ 半島 ‶ です。
日本で代表的な半島は
房総半島
伊豆半島
下北半島
能登半島
があります。
千葉の房総半島、静岡の伊豆半島
青森県 下北半島
石川県の能登半島
これらは日本一周の醍醐味なので、出来れば巡った方が日本一周に厚みが出てきます。
そして最後に47都道府県制覇です。
私の感覚だと、日本一周は文字通り日本列島を一周する事なので
必ずしも日本の全ての地まで、周る必要は無いと思います。
もちろん日本一周で47都道府県を加えて制覇すれば、その方がより大きな旅となります。
と言っても、実際には日本一周をすると自動的にほとんど
47都道府県を巡る事になります。
私がパスしたのは内陸部の岐阜県、四国の香川県のみです。
埼玉、群馬、山梨は日本一周の途中、2日間自宅に戻った時に通りました。
別にこれらの場所に行っても、かかるのはせいぜい2日です。
しかし私には47都道府県制覇には、特に意味を感じなかったのでスルーしました。
日本一周というのは自分でデザインする旅なので、自分の中で制覇したいポイントに焦点を当てて、日本一周のプランを作れば良いと思います。
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