私はKSR110とバルカンSの2台を持っています。
そこで2台持ちの利点を考えたいと思います。
まず2台持ちは排気量の違うタイプの車種を持つことで
費用を節約しながら、用途に分けてバイクを利用する事が出来ます。
2台持ちの利点
1 短距離の長距離、停める場所の有無等で使い分ける事が出来る
地域によっては中型以上のバイクは、停める場所が限られてます。
自転車用の駐輪場ではバイクが大きすぎて停められなかったり、かといって四輪車用の駐車場では、費用が発生したり、そもそも混んでいたりします。
その際には125ccクラスであれば、自転車用の駐輪場に停める事が出来て、経済的で利便性も高いです。
2 チェーンルブ、ブレーキオイル等のメンテナンス用品を、使いまわす事が出来る
バイクのメンテナンス用品は様々な物が有ります
ブレーキフルード等は1度開封してしまうと、再利用は難しいものも有り、2台分有れば使いまわす事が出来ます。
3 気分によって好きなバイクに乗る事が出来る
大きなバイクばかり乗っていると、市街地では50馬力を超えるパワーを使う機会が無く
たまに無性にエンジンを回して走りたい時が有ります。
そんな時に125ccクラスのバイクなら、幹線道路を走れば大型クラスでは不可能な、アクセル全開走行を法令の範囲内で味わう事が出来ます。
次にデメリットです。
2台持ちの問題点
1 維持費がかかる
自動車税、保険費用、メンテナンス費用等が2台分掛かります。
特に自動車税、保険費用は走行に関わらず発生するので、1台をメインに走っていても、もう1台分もまるまるかかってきます。
以下 排気量別 自動車税
125cc 2400円
250cc 3600円
400cc以上 6000円
排気量別、重量税
125cc 0円
250cc以上 4900円
2 バイクを2台停める場所が必要になる
アパート、戸建て住宅等でも駐輪場の余裕は人によって様々です。
特に東京や横浜、大阪等に住んでいる方は、慢性的なスペース不足の状態なので、バイクを2台停める事が難しい事が有ります。
そうすると、バイクを停める為に別途駐車場の契約を追加しなくてはならず、そうなると毎月の駐輪場費用が発生して
一気に維持費が増えてしまいます。
3 走行距離が2台に分散されてしまうので、経年劣化によるタイヤの寿命が先に来てしまう
バイクの部品の中には、走行距離に関わらず経年劣化していく部品が有ります。
エンジンオイル、ブレーキフルード、タイヤなどです。
その中でもタイヤは費用が高いので、ライダーからすると
なるべく使用限度まではタイヤを持たせたいところです。
しかしバイクを2台保有していると、バイクを使い分けてしまい、走行距離が伸びません。
即ちタイヤの山はまだ半分位残っている状態でも、ひび割れ等の症状が先に発生してしまい、止むを得ず交換する事になります。
また、2台持ちと言っても、私の様に
125ccクラスと大型クラスの2台持ちに関しては
そんなに負担にならないのが実際です。
何故なら125ccクラスのバイクの維持費は決して高くないからです。
自動車税も年間2400円
任意保険も自動車の保険に抱き合わせする事が出来ます。
これが400cc以上のバイクを2台持つとなると
話は大分違います。
車検も2台受けなければならず
保険も2台分入る必要が出来て、結構支払いが大きくなります。
という訳でバイクの2台持ちについて考えてみました。
バイクを1人で2台持つと考えると、かなり贅沢な様なイメージを持つ方も居ますが
四輪車と比べるとその費用は決して高くはありません。
まあバイクは趣味の要素が強い乗り物なので、有る意味贅沢である事に間違いはありませんが
高級車を一台所有している事に比べると、まだ安いので
バイクの2台持ちのハードルは、そんなに高い物ではありません。