前回車体からホイールを外しました。
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ちなみにタイヤは純正のダンロップ K178です。
サイズは(100/90/12)
そしてタイヤを交換するので
まず今のタイヤをホイールから外します。
タイヤを外す為にはまずタイヤの
ビードを落とさなくてはいけません。
ビードとはホイールとタイヤの接している
リム部分の事です。
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そのビード部がエアー圧力でホイールに張り付いてるので
それを引き離すのがビードを落とすという事です。
手で組んでいくのでタイヤレバーが必要になります。
今回この為に注文しました。
▼ちなみにこういった工具で行うと簡単に
ビード落としが出来ます。
(12インチ迄対応)
(15~21インチ迄対応)
そしてホイールに組み込む際に
ビードワックスも必要になります。
そしてタイヤ交換の際に同時交換するのが
エアバルブです。
という訳で早速作業に入っていきます。
タイヤレバーをビード部に差し込んで
テこの原理でビードを下に押し下げます。
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1ヶ所ビードが落ちたら
後はそこから一周全てのビードを落とします。
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両側全てのビードを落とし終わったら
今度はビードをホイールから引き揚げます。
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片側全てのビードを引き上げました。
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次に残りのビードをホイールから離します。
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ホイールからタイヤが外れました。
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ちなみにホイールからタイヤを外すのは
かなりの重労働です。
それなりの力とコツが要ります。
私は一本外すのに40分くらいかかってしまいました。
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タイヤのリムを確認すると
予想道理サビが付着しています。
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この辺りが今回のエア漏れの原因でしょう。
また外したホイールもサビサビです。
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ホイールリム付近に錆が回っています。
やはり鉄チンホイールの宿命か
錆びやすいという事です。
ここからホイールの錆を落として塗装します。
まずはサンドペーパーで
ホイールの錆を研磨して落とします。
この時エアバルブとハブの穴に
テープで塞いでゴミが入らない様にします。
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では錆を落とします。
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錆が塗装の中にも回っていたので
ホイール内側の5分の1は削る事になりました。
全体の錆を取る事こんな感じです。
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次にコンパウンドで表面を綺麗にします。
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そして脱脂してホイール用の
塗料で塗装します。
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まるで新品の様になりました。
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完璧です。
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これでビード部のエア漏れの心配は無くなりました。
ホイール塗装は必ず
車体用では無くホイール用の塗料を使いましょう。
ホイールに車体用の塗装を使ってしまうと
始めは綺麗に仕上がりますが
ホイールはディスクローターの高熱が
熱伝導するので
実は想像以上の高熱にさらされます。
また巻き上げた砂利等も当たるので
車体用の塗料ではすぐに塗装が剥げてしまいます。
後輪のホイール錆取り&塗装が終了しました。
ここでせっかくのチャンスなので
ホイールの重量を図ってみる事にしました。
私の想像では4キロ位かな?
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(2.7キロ)予想よりも軽かったです。
という事は高い出費でアルミホイールに変えたとしても
軽くなるのはせいぜい1キロ程度なんですね。
と、ここでタイヤも計ってみる事にしました。
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うん!?
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何と! 鉄チンホイールよりも
タイヤの方が重かったんですね。
これには驚きました。
そして参考までに
ホイールにハブダンパーとディスクローターを
装着した状態で計測すると……
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(4.9キロ)倍近い重量になりました。
ハブダンパー自体の重量は軽いので
ディスクとディスクステーだけで
約(2.1キロ)も有る訳です。
タイヤを装着すると
(8.2キロ)です。
重い順に記述すると
タイヤ(3.3キロ)
ホイール(2.7キロ)
ディスク、ハブダンパー(2.2キロ)
となりました。
一般的なバイクはアルミホイールを装着してるので
ホイールは一番軽い部品という事になります。
何と超意外な結果です。
と……大分脱線してしまいましたが
次にフロントホイールの
エアバルブの交換をします。
注文していたエアバルブが届きました。
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L型が空気が入れやすいのでお勧めです。
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エアバルブ自体は非常に簡単に交換できます。
しかしエアバルブはその構造上
特殊工具を使わない限り
一旦タイヤのビードを落とさないと交換できないので
実際は車体からホイールを外して
ホイールからタイヤを外した状態で無いと
交換できないのでそこまでが結構大変です。
整備ショップ等はビード落としが有るので
車体からホイールを外さずに
エアバルブだけを交換できます。
それではホイールに付いてる
古いエアバルブを取り外します。
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カッターでエアバルブを切ってしまいます。
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切れました。
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次にエアバルブを裏から引き抜くだけです。
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はい取れました。
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これで新しいエアバルブを取り付け出来ます。
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まずエアバルブのゴムの上部分に
たっぷりとビードワックスを塗ります。
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そして注入口からホイールにいれて
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あとは少し回しながら引っ張れば
エアバルブの溝まで入っていきます、。
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入りました。
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これでエアバルブの交換が終わりました。
最後に虫回しでエアバルブの虫を
しっかりと締めて終了です。
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では次にタイヤを組んでいきます。