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はじめに
バイクに乗っている人なら誰しも気を付けているのが
” 愛車の盗難” です。
という訳で直近のバイクの盗難状況を確認していきましょう
バイクの盗難状況
直近の日本の盗難状況を見ると
2023年度の盗難認知件数は(9946件)となります。
ちなみに2022年は(7913 件)なので25%増加となりました。
そして2023年のバイク盗難の検挙率を見ていきましょう
検挙件数(1717件)【 17.3% 】
バイクの盗難事件では、たったの17%しか犯人が捕まっていないんです。
つまり盗難されたバイクは5台に1台しか見つからないとも言えます。
(※実際には検挙されたからといっても、バイクが必ずしも見つかるとは限らないので参考値です)
なのでバイクは基本的には盗難されたら
返ってこないと考えた方が現実的でしょう。
バイクの盗難対策を知る
まず初めにバイクの盗難対策とは、基本的にはどんなに盗難対策を施しても
強力な電動工具等を使えば突破できてしまうのが現実です。
つまり盗難対策とは
"どれだけ盗む事に対するハードルを上げるか"
という点に付きます。
最も盗難されにくいのはシャッター付きガレージに保管する事ですが
これはバイクの車体よりも、高額な土地代と建築費がかかるので限られた人にしかできません。
なので大事な事は
現実的に出来る事から盗難対策を施すという事です。
そして具体的に効果的な盗難対策とはどんなものでしょうか
バイクの盗難対策グッズ
まずは基本のバイクロックですが、細いワイヤーの集合タイプのものから
スチールリンクを結合したチェーンタイプのもの等様々です。
そして重要な事は簡単に破壊できないバイクロックである事が重要です。
ではバイクロックの種類を見ていきます。
まず初めに自転車等に多用されている
細いワイヤータイプのロックです。
このワイヤーロックの防犯能力は最も低い
( 低 )とします。
このタイプのロックは盗む方からすると
ニッパー1つですぐに破壊できる事から
最も盗まれやすいです。
▼
バイクに対してこのタイプのワイヤーロックを使用するのは論外です。
そしてニッパーでは破壊不可能な
バイクロックがU字ロック等のスチール製のロックです。
U字ロックの防犯能力は( 中 )とします。
U字ロックはニッパーに対しては強い強度を持っていますが
大型の工具だとやはり切断されてしまいます。
またU字ロックは設計上大きくしにくいので、ポール等に繋げたりできず
バイク単体にしかロックできないという特徴が有ります。
次にスチールリンクのバイクロックです。
この手のスチールリンクタイプのバイクロックが
最も防犯能力が高く破壊は非常に難しいです。
スチールリンクタイプのバイクロックの防犯能力は
( 高 )とします。
地球ロックで盗難からバイクを守る
3種類のバイクロックを見てきましたが、その他に気を付けなければならないのは
比較的軽量な150キロ以下のバイクです。
このクラスのバイクはいくら頑丈なスチールリンクのバイクロックを使用しても
バイクごと車に乗せて持っていかれてしまうので
バイクロックを地球ロック(建造物に繋ぐ)する事が重要です。
地球ロックの場合はロックが建造物と繋がっているので
ロックを突破しない事には、バイクを持って行く事は出来ません。
ただ地球ロックはロックを繋げるための
設置物が無いとできないので
保管場所に左右されてしまいます。
盗難対策は複数のロックを併用する
そして次に大事な事は” 複数の盗難対策を施す ” 事です。
バイクロックは必ず前輪と後輪の2つにする。
またそれ以外にも
ディスクロックもとても有効な盗難対策です。
ディスクロックの中にはセキュリティアラーム機能付きの物もあるので、それらを活用する事でバイクの盗難対策としては効果的です。
盗難する側からすると、複数のバイクロックは突破に時間がかかるので
盗難者を躊躇させる効果が有ります。
監視カメラでバイクを盗難から守る
その他にも駐車場に監視カメラを設置するのはとても有効な盗難対策です。
現在は非常に安価に防犯カメラを設置する事が出来るようになりました。
取り付け出来る環境さえあれば、防犯カメラ自体は1万円位で購入する事が出来ます。
取り付け出来る条件は屋外に電源が有る事です。
もちろん電気工事して電線を屋外に出す事も可能ですが、そうなると工事代金が必要になります。
いずれにしても全部でも5万円もかからないで、監視カメラが設置できる時代が来た事は、バイク泥棒からするととても大きな逆風となったと言う事ができます。
私も今年から防犯カメラを設置しました。
▼ これです。
WIFI機能付きで常に駐車場の状況をリアルタイムで監視しています。
またセンサーライト機能も付いているので、人が近づくとライトが点灯します。
夜間でもハッキリと映るので、とても強力な防犯対策といえます。
また持っているスマートフォンでも、監視状況を見る事が出来るのでとても便利です。
▼
監視カメラ AP BW84 :secu-10:防犯カメラ・見守りカメラのSecuSTATION – 通販 – Yahoo!ショッピング
またその他に
センサーライトを設置する。
等も効果的な盗難対策です。
そしてなんといっても最も強力な盗難対策が
バイクをガレージに入れる事です。
盗難者から視覚的にもバイクを隠す事が出来て、入り口は鉄製のシャッターで覆われているので、突破するのは困難です。
また仮にシャッターを破壊するとなると、同人大きな音も発生するので
通報される危険性もあり、バイク泥棒からすると最も嫌な盗難対策でしょう。
しかしガレージを持てるのは本当に限られた人になるので、大事な事は
” 出来る盗難対策を最大限やる事 “です。
そうはいっても駐車場に
防犯カメラも地球ロック出来る設備も無い場合は
盗難という事案から経済的な対策として、盗難保険という方法も有ります。
バイクの盗難対策 レベルチェック
次に自分のバイクの盗難対策が、どれ位のレベルなのかを確認していきましょう。
① 後輪にスチールリンクタイプのバイクロックをする。必須 レベル1
② 前輪にもバイクロックを又はディスクロックをする。必須 レベル2
③ 地球ロックする レベル3
④ 防犯カメラ レベル4
⑤ ガレージに入れる レベル5
最低でもレベル2までの防犯対策は絶対に行いましょう。
まとめ
① バイクの盗難対策の本質を理解する
バイクの盗難対策とは完全に盗難を防ぐ事は不可能で、いかに盗難のハードルを上げるかという事を理解する。
そして盗難されてしまったら最後、犯人は2割程度しか検挙されていないという現実を知る必要があります。
② バイクロックの違いを知る
バイクの盗難対策にはワイヤーロックでは無く
破壊されにくいU字ロックか、スチールリンクタイプのバイクロックが望ましい。
③ 持ち去り対策を実施する
バイクロックは地球ロックと繋げて
バイクの持ち去り対策をする。
地球ロックが出来ない場合は、防犯アラーム機能で補う。
④ 複数のバイクロックをする
まず後輪に強力なロックをする。
※前輪だと後輪に比べ安易にホイールを外す事が出来る為。
前輪にもバイクロック又はディスクロックを使う。
最後に
誰でも自分のバイクは盗まれないという
幻の安心感を持っているものですが
そんな事は間違いで
"バイクは常に盗難者から狙われている"
という意識をもって積極的にバイクの盗難対策をしましょう。
強力な破断抵抗のバイクロック
アラーム機能付きディスクロック
BMWやハーレー等の高額車は、盗難比率が圧倒的に高いです。
窃盗団も利益率が良い人気輸入車に照準を合わせているので
強力な手段を使ってバイクロックを突破しようとします。
大切なバイクには盗難対策は必要経費と割り切って
被害に遭う前に強固な盗難対策をしましょう。
定番のバイクロックは安心のデイトナ