リーバイス(REVI’S)の
501といえばアメリカ(USA)というイメージです。
しかし実は去る2017年に
リーバイス社にとって大きな変革がやって来ました。
リーバイスは2003年にアメリカ国内での自社生産を廃止して、国内での生産は全て外注で制作されていました。
(※海外工場では生産継続)
そのアメリカ国内での外注を請け負っていたのが
コーンデニム社です。
コーンデニム社は1891年に作られた歴史有る生地メーカーです。
(旧コーンミルズ社)
そのコーンデニム社のアメリカの
ノースカロライナ州グリーンズボロに在った
ホワイトオーク工場が2017年12月に閉鎖されてしまいました。
アメリカを代表するアパレルブランドであるリーバイスも、品質に拘り自国で生産する時代から
より効率と採算性を求める時代の流れに、逆らえなかったと言えます。
リーバイスはそれまで生地メーカーであるコーンデニム社から、生地の供給を受け、生産も委託していたので
コーンデニム社の最後のアメリカ工場である
ホワイトオーク工場が無くなった事で
これによって純アメリカ製の501は消滅してしまいました。
その古き良きアメリカ製の砦となっていた
コーンデニム社のホワイトオーク工場の閉鎖は
ジーンズ=アメリカというブランドイメージながら
実際は生地も加工も、生産は外国という図式に舵を切っていった訳です。
まあ別に外国生産が悪いという訳ではありませんが
ユーザーからすると、ブランドイメージの低下は否めません。
やがてはブーツメーカーのレッドウィングも
自国生産を撤退する時代が来るかもしれません。
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