タイのバイクメーカーGPXが
いよいよ2019年に3車種の日本投入を決定しました。
GPXは2007年に創業された新しいメーカーです。
日本では知られていませんが
タイ本国では何と既に3位のシェアを誇る人気メーカーです。
以下タイのバイクシェアランキング2017ー2018
第1位 ホンダ 77,43%
第2位 ヤマハ 15.51%
第3位 GPX 1、87%
第4位 スズキ 1.13%
GPXは第3位と言っても、全体の2%しかありません。
逆に言うとタイの二輪市場は、殆どホンダが独占状態と言えます。
しかしスズキ、カワサキを抜いているというのは大したものです。
という訳で早速日本導入車を見ていきます。
LEGEND 150S
25Wハロゲンランプ
スリムシート
タコメーター付きデジタルメーター
リアランプはLED仕様
フロントシングルディスク
2ポットピストン
以下 仕様詳細
エンジン:空冷単気筒 SOHC
排気量:149cc
圧縮比: 9:1
最高出力:9.15馬力/8000回転
最大トルク:1.01kg/8000回転
燃料噴射方式:キャブレター
フロントサスペンション:正立フォークテレスコピック
リアサスペンション :ツインショック
フロンントブレーキ:シングルディスク、2POTピストン
リアブレーキ :ドラムブレーキ
ホイール:スポークホイール
タイヤ フロント 110/90ー17
タイヤ リア 120/90ー17
ヘッドライト:ハロゲンランプ25W/25W
リアライト :LED
シート高 790mm
重量 130kg
最高速度:120キロ
価格:259200円(税込み)
セパハン
デイライト&ハロゲンライト
LED
フルデジタルメーター
倒立フォーク&ディスクブレーキ
タンデムシート
以下 仕様詳細
エンジン:空冷単気筒 SOHC
排気量:149cc
圧縮比: 9.2:1
最高出力:11馬力/7500回転
最大トルク:1.18kg/7500回転
燃料噴射方式:キャブレター
ギア数:6速
フロントサスペンション:倒立フォークテレスコピック
リアサスペンション: モノショック
フロントブレーキ:シングルディスク
リアブレーキ: シングルディスク、1POTピストン
ホイール:キャストホイール
タイヤ フロント:120/70/14
リヤ :140/70/14
シート高 780mm
タンク容量:8L
ヘッドライト:ハロゲン&LEDデイライト
リアライト: LED
重量 133kg
価格:343440円(税込み)
LEDデイライト
倒立フォーク
オイルクーラー装備
フロントダブルディスク&ラジアルマウントキャリパー
デジタルメーター
以下 仕様詳細
エンジン:空冷単気筒 SOHC、オイルクーラー装備
排気量:197cc
圧縮比: 9.2:1
最高出力:11.5馬力/7500回転
最大トルク:1.34kg/7500回転
燃料噴射方式:キャブレター
ギア数:6速
フロントサスペンション:倒立フォークテレスコピック
リアサスペンション: モノショック調整機構付き
フロントブレーキ:ダブルディスク、2POTピストン、ラジアルマウント
リアブレーキ: シングルディスク、1POTピストン
ホイール:スポークホイール
タイヤ フロント:110/70/17
リヤ :140/70/17
シート高 800mm
タンク容量:12L
ヘッドライト:ハロゲン35w&LEDデイライト
リアライト: LED
重量 160kg
価格:361800円(税込み)
実はこのGENTLEMAN200には
ハーフカウルを装着させたカスタムモデルがあります。
GEGENTLEMAN RACER
シールド&ハンドルバーエンドミラー
セパハン仕様
個人的にはこのレーサー仕様がカッコいいと思います。
このモデルに関しては日本発売は未定です。
今回のGPXのラインナップは
中々面白いのではないでしょうか。
また排気量が150~200ccというのは
タイ規格の為に日本では中途半端ではあります。
日本では125ccが実用性重視で
250ccからは趣味性が強くてパワフルなモデルがメインです。
最近はCB125RやGSX-S125等の登場で
変わってきていますが
125~250の間という位置づけは
高速道路を乗れて車検はいらない
250ccの経済的メリットを享受できる、熱い市場ではあります。
今回のGPXのラインナップ見る限り
軽い車体に単気筒の低燃費エンジンで
実用性に振っているバイクと言えます。
現実的にGPXの利用範囲を考えてみると
高速道路は乗れますが
単気筒シングルカムエンジンで150~200ccだと
時速100キロ時点で、7割近くのパワーを使ってしまうので
加速時、追い越し等は相当時間を要し
高速利用は厳しいでしょう。
現実的には通勤や買い物等の普段使い
または下道ツーリングに向いていると思います。
また上位モデルのGENTLEMAN200ですら
160キロの車体に200cc単気筒エンジンだと
峠道の登りはかなり厳しいです。
しかもキャブレターなので高地で空燃比が変わってしまい
パワーが7割位に落ちるので、坂を上るのがやっとでしょう。
ただそういったネガティブ面を考慮しても
高いコストパーフォマンスがあります。
DEMON15GRは34万円
またキャブレターに関しても
旧車好きな人にとっては、むしろポジティブに受け止める人も居ます。
ただタイ仕様なので日本の冬季時を、考慮してカスタムされているか不安も残ります。
日本は冬季に気温が0度まで下がってしまうので、キャブレターにヒーターを内蔵させています。
そうしないとアイシングをおこしてしまい、回転数が下がらなくなってしまうからです。
また最も懸念されるバイクの耐久性ですが
現在のタイの工場生産精度は極めて高く
日本でもホンダ、カワサキ等タイ生産で四輪車、二輪車を既に生産しており
その品質は折り紙付きです。
私の"KSR110"と"バルカンS"は
何と2台共にタイ製です。
ただGPXが日本企業のタイ工場と比べて、どれ位技術精度が高いのは分かりませんが
今後本格的に日本で販売されればその辺の、評判が分って来るでしょう。
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