さて三日目の今日はいよいよ仙丈ケ岳の頂上を目指します。
山小屋の朝は異常に早いです。
朝5時に朝食を採って皆さん出発していきます。
我々は7時頃までのんびりとして
いよいよ仙丈ケ岳の頂上に向かう為に出発します。
登り始めると早速山々の景観が
モチベーションを上げてくれます。
こういう絶景は南アルプスならではです。
少し登ったところで上に山小屋が見えてきました。
この山小屋、仙丈小屋でいったん休憩します。
山小屋からの景色もまた素晴らしい!
これで疲れもすっ飛びます。
休憩を終えて再び山頂を目指します。
あと少しです。
……この辺から傾斜がきつくなってきます。
南アルプスの女王は中々厳しい性格のようです。
私はすっかり息が上がってしまい
足も重くなってきました。
いよいよ頂上が見えてきました!
来ました。
ここで登頂です!
標高3033メートル!
流石に頂上は半袖では寒いです。
気温は恐らく18度位かな。
頂上には自衛官の方々や
中学校の山岳部等30人位は居ました。
あらためて南アルプスの登山者の多さを実感します。
ここからみる雲海は頂上まで登った者への
女王からのご褒美と言えるでしょう。
頂上の景色を堪能しながら
今年残念ながら亡くなった栗城史多さんが言っていた言葉が思い起こされます。
「私がエベレストを登りに行って失敗して帰ってくると
「失敗した」て言われるんですけど。
でもちょっと違うんです」
「成功の反対が失敗では無くて
本当の失敗は何もしない事なんです。」
そんな栗城さんを追悼して下山します。
下山は嘘の様に楽です。
岩場も有ります。
しばらく下って食事休憩します。
……とここでカロリーメイトを開けると
袋がパンパンに膨らんでいます!
そうか……ここはまだ地上2500メートル以上なんだ。
そんな山あるあるを感じながら休憩を終えて
再び下山します。
ここで小仙丈ケ岳の頂上に着きました。
ここからの景色も各別です!
仙丈ケ岳に次いで小仙丈ケ岳でも素敵な絶景を用意するあたり
南アルプスの女王はツンデレの様です。
残念ながら雷鳥は見る事が出来ませんでした。
というか一度も見たことが無い……。
高山植物も登山の楽しさの1つです。
さていよいよ終着地点の
北沢峠が近づいています。
13時の手前で北沢峠に到着しました。
バスで仙流荘に戻りました。
仙流荘は日帰り温泉が楽しめるので
温泉に浸かって登山の疲れを癒してから帰ります。
(日帰り温泉500円)
流石に帰りは高速を使って帰ります。
いや~やっぱり高速は楽ですね。
今回のツーリング登山は幸いな事に
天候に恵まれたのでとても快適なイベントとなりました。
一年に一回くらいはこれ位のボリュームのイベントも面白いかと思います。
またツーリング登山は見えない疲労が溜まっている事が有るので
運転中は必ず最低でも2時間に一回は休憩を取って
身体と頭を休めると共に
運転もガンガン飛ばすというよりは
のんびりと車と同じ様に走るのが危険を避ける最良の方法です。