現在中型以上のバイクは全て
ドライブチェーンにシールチェーンを採用しています。
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シールチェーンの基本構造は
ゴム素材のシールリングで、ピンとブシュ間のグリスを
密封して円滑を保つ構造になっています。
それでは具体的に構造を見ていきましょう
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チェーンの最も重要な事が
"ピンとブシュ間の円滑"です。
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そのピンとブシュの摩耗を最小限にする為に
常にブシュ内にグリスを保持しています。
シールチェーンを外から見ても
実は内部構造までは解りません。
そこで分解図で見てみます。
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次にどの部分にグリスが密封されているかを
図で見てみます。
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ブシュ内にグリスが滞在している事が分ります。
そしてそのブシュ内のグリスを排出させない為に
シールリングで密封しています。
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図の様にピンにシールリングがはまって
ブシュ内の隙間を埋めている訳です。
ピンにシールリングを装着して
そのシールリングを最終的に保持しているのが
プレートです。
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分かりやすい様に
シールチェーンと、ノンシールチェーンの
比較した構造解説図を作りました。
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つまりピンにシールリングを装着させて
密封構造にして、そのシールリングを最後に
プレートで蓋をしているのです。
1974年に世界で始めてシールチェーンが生まれてから
バイクのチェーン寿命は飛躍的に伸びました。
実はこの革命的なシールチェーンですが
何と日本の江沼チェーンが開発した技術です。
やはり日本企業の物作りの技術レベルは
世界的に見てもトップクラスの水準であると言えます。
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H2Rにも純正採用されている
世界最高性能のスリードチェーン!
CB400SF、Z900RS、H2等
チェーンは購入前に必ず
チェーンサイズとリンク数を確認してください。
またリンク数は長い場合には、余分なリンクをカットして
使用できますが
短い分にはチェーンリンクが足らなくなって、装着できません。