レブル1100の発売が決まって、大型ライダーの高い関心を集めています。
またリッタークルーザーのカテゴリーでは、これまでにない軽い車体にリッターオーバーのパワーを積んだ事で、新しいユーザーを獲得する大きな呼び水となりそうです。
これまで、リッタークラスのクルーザーカテゴリーでは
圧倒的な存在感を示すのはハーレーダビッドソンです。
やはり唯一無二の迫力と、エンジンの鼓動感、圧倒的なトルクはハーレーダビッドソンならではのテイストです。
それに比べ、国産勢のクルーザーカテゴリーでは
HONDAのゴールドウィングが、ゴージャスでハーレーに対しても全く引けを取らない、存在です。
ゴールドウィングは1800ccの水平対向6気筒エンジンで、強大なトルクに、バックギアも装備して走行安定性も世界でもトップクラスです。
ただ大きすぎる車体は360キロに達して、燃費もリッター20を切ってしまいます。
価格も300万を超えて、乗用車並みの価格です。
その為どうしても乗り手を選んでしまいます。
現在ゴールドウィングを除いて、ハーレーダビッドソンに並ぶようなキャラクターのバイクは、国産勢においては見当たりません。
やはり国産勢はロードスポーツ、フルカウルといった
走行性能を前面に出したモデルが高い人気を博しており、メーカーもそのユーザー層に向けてラインナップを充実させています。
2019年度 大型クラス販売台数1位のZ900RS(4152台)
そんなラインナップのエアーポケットに、レブル1100が急遽登場する事になりました。
そして今回新たに登場するレブル1100の性能は、これまでのリッターオーバーのクルーザーカテゴリーでは、類を見ない物で
具体的にはたったの(223キロ)しかない車体に
87馬力、9.9キロもの大トルクを発生させるエンジンを、搭載させることを成し得ました。
しかも9.9キロのトルクは4750回転で発生します。
これはHONDAがクルーザーというキャラクターを、意識して設計した事が伺えます。
低回転から溢れるトルクで、大きな車体を軽々と前へ押し出すバイクと仕上げました。
これまでこのカテゴリーのバイクは
260キロ以上の車体重量に、大きなパワーのエンジンを積んでいました。
ハーレーダビッドソン スポーツスター1200C
60馬力程度
トルク:9.6キロ/3500回転時
重量:268キロ
ボンネビル スピードマスター
1200cc
77馬力
トルク:10.8キロ/4000回転時
重量:約282キロ
これらのバイクが同カテゴリーでは似たキャラクターになります。
そしてレブル1100です。
1100cc
87馬力
トルク:9.9キロ/4750回転
重量:223キロ
スペックで見ても、レブル1100が軽量さで圧倒している事が分かります。
また馬力でも最高値です。
こうしてみると、つくづくHONDAのユニカム式エンジンの優位性が、改めて高い事が分かります。
▼ ユニカム式エンジンの詳しい記事はこちら
またレブル1100はスペック以外でも、驚く程の低価格でEU、北米市場で発表されました。
(9299ドル)
日本円で約97万円(MTモデル)
高い性能と信頼性、扱いやすい車体、安い価格、これらの要素を持つ
レブル1100の登場でリッタークルーザーの敷居が下がり、幅広いユーザーの参加を可能にしてくれると思います。
既存のカテゴリーレンジを広げる
パイオニアシンボルとして世界中から評価される予感がします。
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60手前です、いろいろあって最近バイク(バルカンS)を降りましたが、仕事のたずさわり方が変わり時間が取れるようになったらもう一度は乗る気持ちでいます、その時はこのレブル1100!!
直感でこれはよさそう、と感じています。
レブル1100は大人気ですから、間違いなく良い相棒に成ると思います。