日本のアメカジファッションを代表する
シューズブランドがレッドウィングです。
またレッドウィングは
多くのライダーにも愛用されています。
そこでバイク用途で最も適している
レッドウィングブーツはどのブーツなのかを
( 1~5 )まで独断と偏見で採点したいと思います。
と言う事で早速レッドウィングシューズの
ラインナップを採点していきます。
アイリッシュセッター
まず初めに
レッドウィングと言えば,、アイリッシュセッターが定番です。
8875
アイリッシュセッターをバイク用途で考えた場合は
6インチ丈で強度や防水性等はバイク用途基準をクリアしているものの
唯一難点なのが"クレープソール"です。
※正確にはトラクショントレッドソールと言います
ここでは通称であるクレープソールと呼びます。
クレープソールは軽くて柔らかいので
歩くには適しているのですが
バイク用途で考えた場合、溝の形状に問題が有ります。
クレープソールの溝は
波の様な形状なうえにつま先と踵までが
段差がなくフラットなので
バイクで停車する際に路面に砂利等が有ると
足を付いた時に流れる事が有ります。
(私もたまにあるんです)
そういった点を考えるとベストではありません。
という訳で
アイリッシュセッターは4点を付けます。
ベックマン
次に採点するのは、最近非常に人気を博している
ベックマンです。
ベックマンは6インチ丈で
アウトソールもつま先と踵には大きな段差が有り
溝の深さも十分でバイクには適したアウトソールです。
という訳で実用的にはバイク用として考えると
非常に優れています。
ですが元々ベックマンはドレスブーツなので
バイク用途ではアンマッチであるという事が出来ます。
またバイク用途ではどうしてもシフトチェンジの際に
ブーツの甲部分が傷つくので
ベックマンに関しては綺麗に履くのが
本来的な用途だという点を考えると
ベックマンの採点は
4.5点を付けます。
ラインマン
次に採点するのはラインマンです。
ラインマンをバイク用で考えた場合に
まず問題なのがつま先の先端まで有る
シューレース(靴紐)です。
これはシフトチェンジの際に干渉してしまうので
減点です。
またアウトソールもつま先部分が
フラット形状なので滑りやすく減点です。
という訳で
ラインマンの採点は
1点です。
アイアンレンジ
次に採点するのはアンアンレンジです。
アイアンレンジは
つま先にキャップド・トゥを採用しているので
つま先部分の剛性や強度が高く
シフトチェンジをするバイク用途では適しています。
アイアンレンジはアウトソールが
つま先部分がヴィブラムタイプと
ニトリルコルクソールの2種類が有ります。
ヴィブラムタイプは砂利に対しては強いグリップがあります。
ニトリルソールはフラット形状なので滑りやすく減点です。
よってアイアンレンジの採点は、アウトソールの種類によって分けます。
ヴィブラム430ミニラグが5点
ニトリルコルクソール が3点です。
ロガー
次に採点するのはロガーです。
ロガーは丈の長い9インチです。
そしてつま先にスチールカップを内蔵しているので
万が一の際は安全です。
そしてアウトソールも
つま先部分がヴィブラムソールと同じ形状で
つま先と踵までに大きな段差が有り
路面の砂利等が有っても滑る事無く安心です。
ロガーの採点は
5点を付けます。
バイク用途では非常に向いているという事が出来ます。
ペコス
次に採点するのはペコスです。
ペコスは
9インチ丈と11インチ丈が有ります。
長い丈でバイク用途には向いています。
ただ靴を足に密着させる構造が無いので
操作性に僅かながら懸念が有ります。
またペコスはアウトソールが
クレープソールと
ニトリルコルクソール
合成ゴムのケミゴムソールの3種類が有ります。
なので種類に分けて採点します。
ペコスの採点は
11インチのケミガムソールが3点
9インチのニトリルコルクソールが2点
9インチのクレープソールが1点です。
エンジニアブーツ
次に採点するのはエンジニアブーツです。
まあレッドウィングでバイク用途と言えば
エンジニアです。
▼ エンジニアブーツレビューはこちら
実際にバイク用途で検証してみます。
まず丈の長い11インチ丈はバイク用途では
かなり適しています。
またつま先にスチールカップが入っているので
万が一の時も安心です。
※スチールカップはモデルによって無い物も有ります。
またブーツの形状上シューレースが無いので
靴紐の隙間やタンが無く
レザーが一体で覆われているので極めて防水性が高いのも
バイク用途ではポイント高いです。
ソールの形状も溝が深くつま先と踵間に
大きな段差が有るので滑る心配も無いです。
ただ反面、靴紐が無いので
足首付近のベルトと上部のベルトの2ヶ所でフィットさせるという構造なので
正直それほど足との密着性は高く無いので
フィット感と言う点では懸念が残ります。
ただペコスに比べると足首のベルトが有る分
僅かながら密着感は有ります。
クルーザータイプのバイク用途としては
これ位の密着性でも及第点ではないでしょうか。
ただロードスポーツのバイクで考えると
紐付きでもっと足回りがコンパクトなブーツで無いと
操作性に問題が出るでしょう。
という訳でエンジニアの採点は
4点です。
トータルスコアランキング
という訳で独断と偏見で
レッドウィングのブーツをバイク用途で採点してみました。
以下ランキングです。
順位 | 名称 | 名称 | 点数 |
1位 | ロガー | アイアンレンジ(ヴィブラム) | 5 |
2位 | ベックマン | 4.5 | |
3位 | エンジニア | アイリッシュセッター | 4 |
4位 | アイアンレンジ(ニトリル) | ペコス(ケミゴム) | 3 |
5位 | ペコス(ニトリル) | 2 | |
6位 | ラインマン | ペコス(クレープ) | 1 |
と言う結果となりました。
まあこのランキングは
あくまで私個人が勝手に評価したものなので
何の裏付けもありませんが
レッドウィング愛用者の1意見という事で
参考になればと思います。
またこのランキングはバイク用途という事で
ロードスポーツからクルーザー、オフロードバイク等
全ての車種を想定して採点していますので
ブーツのフィット感や操作性も考慮に入れています。
その為ロードスポーツで使用する事を考えると
ブーツが大きくて重く、フィット感が低い
エンジニアやペコスは不適という事が出来ます。
その辺が減点対象となっています。
防水性最強のエンジニア&ペコス
エンジニアやペコスをアメリカン等のクルーザーで
使用する場合は、そこまで細かい操作性やフィット感は必要無いので
実際には非常に高い性能が有ると言えます。
またエンジニアとペコスは構造上
紐タイプのブーツよりも雨に強いという特徴が有ります。
紐タイプのブーツは革の合わせ部分が
(※タンと言われている部分)
タンとアッパーが重なる部分から
雨水が浸入する事が有ります。
もちろんタンの下の方は繋がっている事が多いので
防水構造になっていますが
上の方は生地が分れているので
状況によっては雨水が入ってくる可能性が有ります。
ペコスやエンジニアは合わせ部分が無いので
防水性が高い訳です。
なので雨天時で最強なのはエンジニア、ペコスでしょう。
またDCT(デュアルクラッチトランスミッション)
のバイクではフットペダルでのシフトチェンジ動作が無いので
ベックマンを使用しても傷が付く心配が有りませんし
ペコスやエンジニアでも操作性の懸念も無くなります。
まとめ
バイクに乗る時は
操作性や防水性等の快適性に加えて
靴底のグリップ性能やつま先の強度等の
安全性能も考慮して自分のバイクに会ったブーツを選ぶ事が
快適で安全なバイクライフに重要だという事が出来ます。
大定番のアイリッシュセッター8875
定番の座を奪取なるか大人気のベックマン
バイク用途では最適のアイアンレンジ
▼バイクと言えばエンジニアです
▼こちらはエンジニアの上級モデルの茶芯です
エンジニアは2268と9268の2種類があります。
2268が定番で
9268は表面の革が削れたりすると
内側の茶色の面が出てきてエイジングを楽しめるレザーとなっています。
価格も9268の方が若干高いです。
最後に実はレッドウィングの靴は、昔から偽物が出回っています。
▼ レッドウィングの偽物の記事はこちら
偽物を掴まない様に注意しましょう。
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