日本一周の意義やメリット

はじめに

今回は実際にバイクで日本一周した私が、日本一周の意義を考えたいと思います。

 

▼ 日本一周の記事はこちら

バイクで日本一周 3ヶ月で沖縄&北海道を走破!

 

日本一周は人生の中で一生に1度、出来るかどうかという大イベントの長旅です。

 

また日本一周は多くの時間お金が必要になります。

人生で貴重な時間とお金を、沢山消費してまで日本一周する意味が果たしてあるのか? そう考えると中々決断できないと思います。

 

そこで実際に日本一周した感覚を話していきたいと思います。

 

日本一周の距離

 

ちなみに日本一周すると平均的には13000キロ位です。

これはルート作りでもかなり変わってきます。

沖縄まで行くのか、房総半島下北半島能登半島等を回るのか、海岸線だけを回るのか、それとも内陸側も行くのか、といった内容次第で1000キロ~2000キロ位は変わってきます。

 

▼ 詳しい解説記事はこちら

日本一周の定義とルート作り

 

日本一周の方法と期間

 

また日本一周をするのはバイクを使うのが一般的です。

その場合期間は2カ月~半年位が一般的です。

 

 

そして次に自転車日本一周する人も居ます。

その場合は半年~9ヶ月位です。

 

 

また中には徒歩で日本一周をする人も居ます。

しかしこれは極めてハードルが高く、期間も2年位はかかります。

 

徒歩の場合は期間が長すぎて、日本一周を完結する前に途中で意味を見失って、やめてしまう懸念が有ります。

 

 

日本一周の費用

 

次に日本一周費用お金の部分を見ていきましょう。

 

 

バイク日本一周する場合は30万円~100万円位かかります。

 

自転車日本一周する場合は50万円~100万円位かかります。

 

徒歩日本一周する場合は400万円位はかかりそうです。

 

 

ちなみに金額の幅が有るのは、宿泊スタイルによって総額が大きく変わってくるからです。

日本一周テント泊野宿ですれば、金額をかなり抑える事が出来ます。

宿泊に漫画喫茶ホテルを使えば、それだけ総額は増えてきます。

 

 

という訳で日本一周の輪郭が見えてきたと思います。

 

 

日本一周の意義、メリット

 

それでは次に日本一周意義メリット、について考えてみたいと思います。

 

日本一周意義は、やはり日本を自分一人で回ったという実績に有ると思います。

 

日本47都道府県の殆どを回って旅した経験値は、貨幣価値には替えられないもので、長時間の旅の中で経験した苦労や不便、インフラの有難さを知る事は日本一周を経験した人間ならではの、見地を得られます。

簡潔に言うと人間に厚みが生まれて、環境変化による対応能力が高くなります。

 

たとえばバイク自転車での日本一周は、常に天候の影響を受けて走らなくてはなりません。

 

真夏の37度でもゲリラ豪雨に降られても、歩を進める事に成るので、いかに過酷な環境で乗り越えるかを、肌感覚で覚える事ができます。

また簡単にお湯も作れず、毎日お風呂にも入れないので、こういった限定された環境で数カ月も生活する事は、現代人にとってはとても貴重な経験です。

家ではレバーを回せばお湯が出て、ボタンを押せばガスが使える事が、実はとても便利で生きる上で、大切な設備だと再認識する事が出来ます。

 

 

またバイク自転車日本一周をすれば、様々な状況での走行を経験する事に成るので、悪路での対応力悪路の進入判断の見極め等、運転技術を大きく高めることが出来ます。

 

 

実際私も日本一周してから、バイクの不安定さを再認識して、四輪車がいかに安定している乗り物なのか、という事がよく分かりました。

 

日本一周する前は、バイク晴れた日の舗装路しか走らなかったので、バイクは軽くて早くて無敵みたいな感覚でした。

 

しかしバイクは駆動輪が後輪のみという設計なので、タイヤがスリップすればすぐに転倒につながってしまうという、とても不安定な乗り物なのだと実感しました。

 

▼ 愛媛の魔のトンネルで実際に転倒した時のものです。

バイクで日本一周 22 四国 高知→愛媛 魔のトンネルで大転倒編!

 

地理に強くなる

 

そして次に ‶ 地理に強くなって、会話の引き出しが増える ‶ というメリットがあります。

九州、四国、北海道、沖縄と中々行けない場所を回って、現地に足を運んで見る事は大きな意味があります。

 

肌感覚で現地を知るという意義

 

肌感覚で現地を知るという事は、非常に貴重な事です。

 

例えて言うと鳥取砂丘のスケール感は、テレビで見ても半分位しか伝わりません。

実際に鳥取砂丘の大きさと景観は、現地に行って生で見て初めて分かるものです。

 

またその他にも日本一周では、旅先で出会う人々の交流も大きな醍醐味の1つです。

若い人なら旅先で貴重な出会いが、生まれる可能性もあります。

 

 

つまり日本一周はこれらの貴重な経験値を得る、大きな可能性を秘めた冒険という事が出来ます。

 

私も人生の中で「日本一周をしました」と言える事に、一種の誇りを感じています。

まあ別に日本一周をしたからといって、偉い訳ではありませんが、3ヶ月バイクで日本を駆け抜けたタフな旅をしたという、自負はあります。

 

そして最後に私が最も感じた、日本一周メリットを述べたいと思います。

 

日本一周で得た気づき

 

それは価値観の変化です。

 

日本一周では3ヶ月もの間、殆どテント泊&野宿をしていました。

 

なので結果的に日本中の無料キャンプ場を回る旅にもなっていました。

 

そこで私が感じたのは、‶ 田舎に住みたい ‶ という思いです。

 

都会の便利な生活も良いですが、郊外の自然豊かな環境で川のせせらぎを聞いて、ゆったりとした気持ちになれる事は特別なものがあります。

 

 

また近くの山をハイキングしたり、豊かな自然環境を体全身で感じて、生きるライフスタイルに憧れるようになりました。

 

確かに田舎は不便で、経済合理性に欠けますがその反面、騒音などの近所とのトラブルは無く、静かな環境でゆったりとした気持ちで暮らす事ができます。

 

田舎暮らしと言っても、実際に住むとなると保守的な集落の面倒な集まりやら、インフラの維持の問題など、田舎ならではの問題も沢山あるのも事実です。

 

それでもこのまま街に住んで一生を終えるよりは、田舎で暮らしたい気持ちが大きくなって来ました。

 

そもそも現在の人間の居住スタイルは、効率優先が行き過ぎていて全くの赤の他人同士の家が、1メートルも離れていないほど密集して

騒音トラブルを引き起こす温床にもなっています。

 

マンションなんかも最たるもので、部屋の上下左右には他人が住んでいるという環境です。

こういった人間の集合住宅化は、土地や水道、電気、ガスなどのインフラを効率的に使用できるので、ある意味で人間の英知の結晶とも言えます。

 

なので集合住宅と、は元々効率を究極的に高めた居住スタイルです。

集合住宅は沢山のメリットがあります。

 

集合住宅はアクセスが良い場所に建っている事が多く、スーパー、コンビニ、学校、病院、会社、これらが集まっているので、現在の多忙な社会生活では、効率的に買い物や通勤ができるので、沢山の人から支持されています。

 

しかしそれら人間が効率を最優先した居住スタイルが、置き忘れてしまったものがある様な気がします。

 

私はあえて、不便な田舎に住んでスローライフを送る、という人生の選択肢が有っても良いのかなと思い始めました。

 

そんな ‶ 気づき ‶ を得たのも日本一周の恩恵でもあります。

 

 

という訳でこれまで日本一周意義メリット等を見てきました。

 

いくら日本一周をしたくても、現実的にはそんなに長期休暇も取れないし、不可能だと言う人が殆どだと思います。

 

ちなみに日本人の有給取得率世界19ヵ国ワースト1位です。(※2019年度)

 

インドブラジルよりも低いです。

 

ちなみにフランスドイツ年に1度1ヵ月間休暇を取ります。

多い人は2ヵ月とかもあります。

 

つまり日本人は世界で見るとワーカホリック(仕事中毒)と、思われる事も有ります。

 

そういった事情もあり、日本人日本一周をする事を考えると

1度で全ての工程を完結するのは、非常に難しいです。

 

誰でも日本一周できる方法とは

 

しかし誰でも日本一周をする方法があります!

 

 

それは ‶ 分割 ‶ での日本一周です。

 

日本関東、中部、近畿、四国、中国地方、九州、東北、北海道

と、8つのブロックに分けて1ブロックずつ走破する訳です。

 

例えば1ブロック5日間位で走破して、時間をかけて8ブロックを走破すれば、分割して日本一周となる訳です。

 

もちろんこれも立派な日本一周であると言えます。

 

 

つまりは人それぞれ都合があるので、十人十色の日本一周がある事になります。

 

別に多少ショートカットしたからと言って、日本一周では無いともならず

最も大事な事は‶西から出たら東から帰ってくる‶という感覚だと思います。

 

それが分割であろうが、一筆書きで一気に回ろうが、日本のどこか、から出発して北海道、九州(行ければ沖縄も)まで行って、日本を回って戻ってくれば読んで字の通り日本一周です。

 

 

という訳で皆さんもチャンスがあれば、日本一周にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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