バイクのユーザー車検 解説 2

さて車検を取る為に検査コースに入って行きます。

 

▼ 前回の記事はこちら

バイクのユーザー車検 解説 1

 

 

コースに入ると

 

スピードメーターの測定

ブレーキ性能測定

排ガス測定

ヘッドライト光軸測定

 

を行います。

 

 

ちなみにユーザー車検で最も引っかかるのが

ヘッドライトの光軸測定です。

 

 

私のバイクはスフィアライト社のライジング2という

LEDヘッドライトを組んでいます。

 

恐る恐るヘッドライトの光軸測定を受けると……

 

不合格でした!

 

測定結果によると、ヘッドライトの光軸が下限よりも下がっている状態でした。

 

 

たとえ検査に引っかかって不合格になっても

当日中であれば後2回コースに復帰できます。

 

 

という訳で早速光軸調整をします。

 

 

バルカンSの場合は、ヘッドライトユニットを外さなくても

ハンドルを左に切った状態で、プラスドライバーを入れて調整が出来ます。

▼ 詳しい光軸調整方法はこちら

バルカンS 光軸調整 解説

 

調整は壁などに向かってライトを当てて

ライトの位置をスマートフォンで写真に撮っておけば、どれ位光軸が動いたかがわかります。

 

そして光軸を調整して、コースに復帰して再測定しました。

 

再度 不合格!!

 

……また駄目でした。

 

 

こういう時は、車検場には近くに

テスター屋さん ‶ というのが在りまして、そこで光軸を合格範囲に調整してくれます。

 

料金は大体2000円位です。

 

 

案の定、100メートル位離れた所に在りました。

テスター屋さんです。

 

光軸調整費用 1700円

 

二輪車はまだハイビームのみの測定を実施している為に

LEDヘッドライトでもなんとか合格できるようです。

 

光軸を合格範囲に調整してもらい、検査コースに向かいます。

これで3回目のコースインなので、最終チャンスです。

 

いざ検査コースへ。

 

光軸テスト、受かりました!

 

 

車検合格です!

 

 

これにて新しい車検証

 

車検ステッカーを貰う事が出来ます。

 

早速ナンバーについている前のステッカーを剥がして

今回取得したステッカーを張ります。

 

という訳で無事ユーザー車検に通りました。

 

 

総費用

検査料     1700円

重量税     3800円

自賠責保険料 11520円

合計     17020円

 

その他

+テスター代  1700円

総合計    18720円


 

 

という訳で

バイクユーザー車検を解説しました。

 

 

自分でやると破格の安さで、車検を取る事が出来ると分ったと思います。

 

整備業者の場合は、車検の際に

マスターシリンダーキャリパーをばらしたり、ホイールハブをばらしたり、チェーンを調整したり、キャブレターを分解したり等々

様々な整備を行うので、どうしても費用が高くなってしまいます。

 

けっしてぼったくっている訳では無いのですが

二輪車という特性上、整備具合をシビアに見るのは仕方ないと思います。

 

ただ私からすると、不具合も出ていない状態でマスターシリンダーやキャリパーを分解するのは、オーバーメンテナンスの様な気もしますし、キャブレターやホイールハブベアリングの分解も、何らかの症状が出てからでも良いと思います。

 

ただ逆に全く整備知識が無い人だと、僅かな不調や不具合のサインにも気づかない人も居るので

一定の機会に分解点検するというのも、1つの安全策であるとも言えます。

 

 

皆さんも整備知識を身に付けて、ユーザー車検にトライしてはいかがでしょうか。

 

浮いたお金で、自分でブレーキ関係のオーバーホールや

フロントフォークのオーバーホール等をすれば

よりバイクを安全で本来の性能を維持する事が出来ます。