2019年に日本で発売が開始された
タイのバイクメーカー ‶ GPX ‶ ですが。
▼ GPXの記事はこちら
日本に投入されている3つのモデルは
全てキャブレター仕様です。
この3モデルが日本投入モデルです。
では実際に実車を見てみます。
シリンダーとインテークの間を見ると……
キャブレターが在ります。
日本では既にキャブレターを使ったバイクは製造されていません。
※競技用等を除く
キャブレターはどうしても、冬場、エンジン冷感時の始動性が弱く
エンジンが温まる迄の間はアイドリングが上がらず、燃焼が不安定です。
また晴れと雨、夏と冬、平地と高地等の環境変化にうまく対応しきれず、基本的に環境に対して神経質な性格をもっています。
▼キャブレターとインジェクションの違いはこちら
しかし本国タイでは既にインジェクション仕様の
ニューモデルが発売されていました。
LEGEND 250 TWIN
LEDリヤランプ
倒立フォーク&オイルクーラー
ダブルディスクブレーキ
YSS製ダブルリヤショック
並列2気筒
234cc
6速
重量:154キロ
シート高790ミリ
インジェクション
LEDヘッドライト、デイライト、リヤ
オイルクーラー
倒立フォーク&YSS製リヤショック
フロントダブルディスクブレーキ
結構本格的な装備となっています。
まあ肝心のエンジンに関しては、メーカーサイトで見ると
仕様に関しては何の説明もなされていません。
他のラインナップから推察すると
普通のOHCのロングストロークエンジンを搭載していると予想します。
恐らく馬力は17馬力程度でしょう。
正直エンジンに関してはかなり古いタイプのエンジンです。
日本で言えばエストレヤとかSRという感じです。
しかし、これはこれでサーキットを最速で走ると言う様なコンセプトでは無いので、街乗りやツーリングをのんびり楽しむには
十分な性能と言えます。
GPXでは初の2気筒モデルなのも面白い所です。
正直このスペックだと、わざわざ2気筒にする意味に疑問を感じますが……
いずれにしてもGPXが着々と進化しているのを感じます。
そして驚いたのが価格です!
このGPXは、タイ設計、タイ生産ですから
当然日本で発売されている価格よりは、安いと想像できますが
どうなのでしょうか?
という訳で価格を見ていきましょう。
79500バーツ
286200円
(※1BAHT=3.6円)
何と30万円を切っています。
実はタイ本国ではGPXのバイクは大分安いです。
▼ 日本価格
GENTLEMAN200
36万1800円
▼ タイ価格
GENTLEMAN200
69800BAHT
251280円
(1BAHT=3.6円)
何と10万円以上も安いんですね。
これだと日本のカワサキ等は価格ではとても対抗できません。
ニンジャ250のタイ価格は
179500BAHT
646200円
(1BAHT=3.6円)
日本では
645000円(税込み)
ほぼ同価格です。
我がバルカンSは
タイ価格
293000BAHT
1054800円
(1BAHT=3.6円)
日本価格
858000円(税込み)
何と!
20万円もタイの方が高いです!
実はバルカンSはタイ生産なんですけど。
タイの方が高いというのは不思議です。
ちなみにH2 SX SE
1090000BAHT
3924000円
(1BAHT=3.6円)
日本価格
2442000円
約150万円も高いです!
これには驚きです。
という訳で
今回は現地タイからの情報をお届けしました。
▼ 関連記事はこちら